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もうそろそろ一方的な仮想敵を作るのやめませんか?

敵を作って「○○は馬鹿だ」って言ってる人、みんなバカです(某例の人みたいに)

もう令和にもなったのだから、そしてこれだけいろいろ進歩した(と思っている)のだから、そろそろ頭を使ってもいいのではないか?という話です。

世の中には「敵」「味方」の究極的には二元論で考える人がいます。そして、そこそこ多くの人数がいます。まずこれを辞めましょう、という話です。

世の中には映画とか漫画みたいな100%純粋な悪は基本的にいません。
例えば……
何かが値上げになると「○○は悪だ。自分たちが儲けることしか考えてない」
政治家が税金を上げると「○○は悪だ。庶民の事を考えていない」
有名人が何かをすると「○○は悪だ。せっかく応援しているのに」
少し前に流行ったGDPを上げようというMMT推進も最近あまり聞かなくなりましたが(私の目に入ってこないだけ?)、あれも「政府がお金をすらないのが悪だ、お金を刷ってGDPを上げれば景気は回復する」という非常に単純化された主張だったかと思います。
果たしてそうでしょうか?

こういったことは日常的にあちこちで騒いでいるのが目につきます。
何かを「敵」とみなして単純化するのは楽です。何も考えなくていいのですから。Aを解決すればすべてハッピー。いいですね。

でも実は世の中そんな単純ではありません。

例えば値上げ。
誰も自分の企業だけ儲かればいいみたいな発想で商品を創ったりサービスを提供したりしないんですよね。しかも企業は続きます。100円値上げをして、その年は儲かるかもしれないですが、その先が続かなければ何も意味はありません。
それに値上げみたいな比較的大事はたくさんの人の目、意思決定の元行われています。株式会社であれば株主に説明等もしているかもしれません。すくなくともプレスリリースを行っているでしょう。

政治、行政も「あなた」には優しくないかもしれないですが、北海道には優しいです。

総務省は3日、2021年度の北海道への普通交付税の配分額が20年度比3.1%増の6287億円になると発表した。

北海道にはお金を6000億円つぎ込んでいるわけです。

例えば東京では起業するにあたっての融資・助成制度はとてお充実しています。

女性・若者・シニア創業サポート事業
https://www.tokyo-sogyo-net.metro.tokyo.lg.jp/finance/support.html

ほかにもたくさん出てきます。

例えば芸能人に対しての批判をSNSでする人。
これも芸能人を100%敵視して叩いている人も中にはいるかもしれないですが、そうでない場合も多いです。
例えば有名な芸能人が問題を起こして、それに対して文句を言うと「いいね」が付きます。あなたが見ている芸能人批判は「いいね」稼ぎの手段であって、文句を言うことが目的ではない場合も多いです。最近のXもインプレッション数で収入を得ることができるようになったのでそういった書き込みが増えていくでしょう。
炎上も炎上させると儲かる人がいるんですね。だから炎上させます。別に敵だから炎上させるのではなく、稼ぎの手段として炎上させるわけです。ゴシップ週刊誌とか炎上して話題にならないと売れないですしね。

考えるのが苦手な人は「わ!こんなに○○を敵視している人がいる!私もたたかないと!!」と敵を見つけては叩いている人が結構いるみたいです。

でも、そんな世の中単純ではないですし、あなたのその敵視、無駄な正義感みたいなものはほかに使ったほうがいいですよとか思った次第です。

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