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「適応障害 転職」を検索して、怒りで震えた話

わからないことがあったらとりあえずネット検索。
「とりあえずネットで調べよう」なんて思わず、無意識にフリック入力をしている自分がいる。

自分が適応障害になったときもそうだった。

「適応障害 転職」とSafariの検索窓に入れて、この状況を打破する方法を探した。

どうにかこの状況を変えたい……。

そんな思いで、上位に表示された記事をひとつひとつ確認した。

しかし上位表示された記事がクソであることを理解するのに時間はかからなかった。

・適応障害に向いている仕事5選
・適応障害におすすめできるエージェント(アフィリエイトまみれ)
・適応障害者は主治医に相談しよう

まるで適応障害者の心情を理解していない記事を前に、怒りで手が震えた。

所詮SEOをハックした記事。
Googleのアルゴリズムに媚びへつらったものしか上位表示がされないのが現実。

自分も本業でSEOをやっていた身なので、どうすれば上位表示できるかはある程度理解できているつもりだ。

でも、これはあんまりじゃないか。

世の中には適応障害で辛い思いをしている人がたくさんいるのに、記事を書いている人は適応障害を経験していない(ように見える)人が書いたクソ記事ばかり。

この記事を書いている人に聞きたい。

転職できるか不安で、涙を流す適応障害者がいる人を知っているか?

適応障害になった背景は一人ひとり違うので、適応障害者に向いている仕事を5選なんかでカテゴライズできるはずないことをわかっているか?

アフィリエイトの収益が高い順に紹介したエージェントで、不幸になる人が出ていることを理解しているか?

「所詮ネット記事なんだから、そんなに間に受けるなよ」と言われればそうなのかもしれない。

僕も、おすすめのインテリア、おすすめの本とかの情報であれば、参考程度に記事を読むくらいだ。

でも、適応障害は違うんだよ。

日常から切り離されて、普通に働けていない状態がもどかしくて、どうすればいいのかわからなくて。

そういう状態の人が検索するときっていうのは、本当に藁にもすがる思いなんだよ。

適応障害者に寄り添った、魂のこもった記事が上位表示される未来が訪れることを願うばかりだ。

適応障害者の転職マニュアルを作りました

ネット検索してもアテにならない情報ばかりなので、適応障害を経験した僕が転職マニュアルを作りました。

・適応障害を転職で打ち明けるべき理由
・おすすめの転職方法(アフィなし)
・大手内定を獲得できる面接の極意・適応障害の面接でよく聞かれること

などを出し惜しみせずに伝えています。

ぜひこちらから読んでみてください。


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