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「適応障害者におすすめの職業はありますか?」への回答

そんなものはない。
というのが僕の結論になる。

もう少し補足をするなら、全国の適応障害者全員に当てはまる最適な職業なんてものは存在しない
というのが僕の回答だ。

この記事を書こうと思った背景と、この回答になった理由を書いていきたい。

記事を書こうと思った背景

「適応障害 転職」と調べると、適応障害を経験していない人が書いたクソみたいな記事がたくさん出てくることを前にnoteで書いた。

で、その検索結果の上位に表示される記事のほとんどが「適応障害の方におすすめの仕事◯選!」、「適応障害者におすすめできる仕事の特徴」のようなものを記事内に記載しているのだ。

たとえばこんなことを書いている。

適応障害のある人に向いている仕事
・公共機関の事務職
・データ入力や管理業務
・Webライター
・歩合制のない営業職
・配達員
・検診員
・ファストフード店

いやいやちょっと待て……。

世の中には1万以上の仕事があるのに、なぜこれが適応障害に向いていると言えるのか。

で、一応記事の途中に「ただし職種の適性は個人差があります」と保険をかけているのだけれど、だったら書くなと思うわけで。

こういう雑な提案で自分の可能性を狭めてしまう人が出てしまわないように、この記事を書くことにした。

「適応障害者におすすめの職種」を信じてはいけない理由

理由は1つで、適応障害になった背景は千差万別だからだ。

一般的に適応障害は、自分が発症した原因を取り除けば治るとされている。

だからこそ自分が適応障害を発症した原因を特定し、それがない環境を求めて転職する必要があるのだが……。

それを「適応障害になった人」という雑なカテゴライズで最適な職種を提案するのは土台無理な話なのである。

適応障害になる人の特徴として、以下のように記載されていることが多い。

・チームで動くのが苦手
・忙しすぎる
・変則的な仕事が多い

でも僕の場合はチームで動くのが好きで、前職では個人プレイが多くて適応障害になったクチだ。

またルーティンワークが多すぎて仕事のやりがいを感じず、自分のキャリアに不安になって適応障害になる人もいるかもしれない。
この場合はむしろ、変則的な仕事が含まれているほうがイキイキと働けるだろう。

なにが言いたいかというと、適応障害者全員に当てはまる最適な仕事は存在しないのだ。

発症原因をしっかりと分析しない限り、あなたにとって最高な職業はわからない。

残念ながらこの分析については、第三者がお手伝いすることができても、最終的な判断はあなたがしなければいけない。

でもこの過程から逃げずに向き合った人は、「あなたにピッタリはまる最高な職業1選」を導き出せるはずだ。

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現在僕が働いている会社だけではなく、ほかの会社の選考でも通用したので、再現性はあります。

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