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秋冬にメンタルを低下させない方法

筆者は過去に数度メンタル不調を経験しているのだが、不調になりやすいのは大体9月以降の秋・冬の時期が多い。
そのため、9月の到来や夏の終わりには、メンタルを低下させないための備えをしている。


なぜ秋冬にメンタルが低下しやすいのか

気候の問題

気候が寒くなると、自然と気分が落ち込みやすくなる。
これは、寒さや日照時間の短縮が身体に与える影響が関係している。
特に、日照時間の減少がセロトニンという神経伝達物質の生成に影響を与える。セロトニンは、気分の安定や幸福感に関わる重要なホルモンであり、これが不足すると気分が落ち込みやすくなる。
また、木々が枯れ、寒々しい光景が広がることで、視覚的にも心に寒さを感じる要因となる。

環境に変化がない

筆者の所属する組織では通常、年度始めに大きな変化があり、上半期はその適応に追われるため、悩む暇が少ない。
しかし、秋冬になるとその緊張感が和らぎ、環境に大きな変化がない状態が続くことで、心に不安や停滞感が生じやすくなる。新しい刺激が不足し、マンネリ化してしまうことも影響しているのかもしれない。

秋冬が楽しみになる趣味がない

スポーツがシーズンオフになることが多く、個人的に秋冬に楽しみとなる要素が少ないこともメンタル低下の一因だ。
アウトドア活動が制限されるため、身体的にも精神的にも活動の幅が狭まりがちであり、その結果、気分が沈みやすくなる。

メンタルを維持する方法

これまでの経験を通じて、防衛策を確立してきた。以下に、筆者が実際に行っている方法を4つ紹介する。

①地球の回転を淡々と受け止める

季節の変化は、地球の公転と自転の結果であると淡々と受け止める。日本に四季があるのは、次の事実があることによる結果にほかならない。

・地球は太陽の周りを365.24日の周期で1周している。
・地球は1日1回の周期で自転している。
・日本は北半球、北緯20~40度の場所に位置し、西は大陸、東は大洋に囲まれている。

このようなことに意識を向けると、季節の変わり目が悩みの種になることは少なくなり、自然の一部として受け入れる気持ちが生まれる。

②秋冬の食べ物を楽しむ

スキーやスノーボードといった趣味がなくても、食べ物は誰でも楽しむことができる。
秋には秋刀魚や秋ナス、冬にはお鍋やおでんといった、旬や季節の食べ物を楽しむことで、季節をポジティブに感じることができる。
この国には、季節ごとに異なる食文化が根付いており、それを存分に楽しむことが秋冬を前向きに過ごす鍵となる。

③春や夏に高揚しすぎない

これは秋冬ではなく春夏の話になるが、春夏に気分を高揚させすぎると、その反動で秋冬に心情が狂いやすくなる。
だから、春夏のテンションはほどほどに抑えておく。
特に、春夏に高揚感を感じるイベントや活動が多い場合、その反動に備えて適度な節度を持つことが大切だ。

④秋と冬は頑張りすぎない

自分は秋冬には弱いと諦めの気持ちを持つことも大切だ。新しいことを始めようとしたり、気分を上げようと焦ると、かえって泥沼に陥ることになる。
気分が上がらない、鬱っぽい気分になったとしても、それで良い。そのうち春がやってくる。秋冬の時期は、自分を無理に追い詰めるのではなく、流れに身を任せてやり過ごすことも一つの戦略だ。

今年も夏が終わる。うまくメンタルと向き合っていこう。

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