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人生食べな始まらん。 新世界 香港

こんにちは。こんばんは。
人生の記憶の切れ端にあるものを
忘れないためのログ第五回目。

香港

通天閣近くの、もう一度行きたい町中華。
仕事で大阪に行った際に、夜遅く立ち寄ったお店。
写真を見返していてもオーラが出ている店である。
写真の日付を確認してみると2014年11月15日とある。もう10年前なのかぁ、、当時の自分の環境も含めて強烈に記憶に残っているのだ。当時の私は、まだ前の会社に派遣社員で在籍しており、ブラックなのかグレーなのかもよくわからず、それこそエラそうな社員にこき使われ…いやいや勉強させていただきました笑
その時は、急遽出張が決まり、本当は梅田あたりで宿を取りたかったのだが、どこもいっぱいで、出張限度額の範囲で探すと「動物園前駅」の東横インしか空いていない。
あとから知ったのだが、そこら辺の地域は…であるらしいが、そんなことも露知らず予約したのである。
当日は、作業が遅くなり、チェックインできたのが夜の9時を過ぎていたと思う。いつものようにヘトヘトでそんなに店を探す気力もない。どこかでとりあえず一杯やりつつメシでも、と思ってほっつき歩いていると、何かがおかしい。
どんよりした空気感。違和感。
どうやら入ってはいけない場所を歩いているっぽい。上半身裸で絶叫しているおっさん。壁に向かってブツブツしゃべっている人。
これはマズいと思い、とりあえず先にコンビニを見つけて、よることにした。
そこのコンビニは、かなり狭かったので、パンのコーナーですれ違うときに、背負っていたリュックがお兄さんにちょっと当たったのだが、
「ちょっと待てや!にぃちゃん」と肩を捕まれ
「気ぃつけんかい?ワレっ」と言われた。
東京では、まずこんなことはあり得ない。。怖ッ。
早く、早くどこか店を探して入ろう。と思うが、夜11時をまわっていたせいだろうか、今度はやっている店がない。
新世界あたりは、所謂ザ大阪の絵に書いたような提灯とかが、下がっているのだが、
電気も灯らず店は閉まっている。とぼとぼ歩いていると、
プンプン雰囲気が出ている店構えで、紅に光る
「香港」という提灯が見えた。
ガチ中華ではなく町中華であろうか。空腹も限界にきているので勇気を振り絞って入店する。

映画のセットのようだ


先客2名。間口一間ほどの超狭小店舗。怖い感じは、、しない。ので大丈夫であろう。。
見事な赤卓のカウンターと町中華メニューが並ぶ。まずは、餃子を頼んでビールと流し込もうと注文すると、酢と胡椒で食べよ!と指定があった。恥ずかしながらこの時初めて餃子を酢と胡椒で食べる文化があるんだ~と知った。

小さめだがジューシー


ワンオペなのでしばらく待ったがパリパリ感は少ないがジューシーな熱々の餃子は美味い。
つづけて若鶏の唐揚げも揚げたてでこちらもクリスピー感があって美味しい。

鶏の唐揚げ


安心感と疲れからか、すぐにお腹いっぱいになってしまった。最後にラーメンを注文する。鶏ガラと思しき透き通ったスープの古き良きラーメン。

なるとが可愛らしい


胃袋に染み渡る美味さ。たいへん満足し、他のお客さんから絡まれることもなく!店を出た。
当時は右も左も分からず、情報もなく、ただ入った店なのであるが、あとから調べると、ケンコバ他芸人も紹介している名店らしく、豚唐揚げやカニ玉チャーハン、蒸し若鶏もめっちゃ美味い!らしい。
看板が、でかでかと出ている新世界名物の串カツ、ホルモンも良いが、ぜひとも仕事ではなく、プライベートで大阪に訪問した際に、再訪して他のメニューも味わいたい店である。

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