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AI画像生成で建築パース用の添景を無限生成するまとめ

宮下巧大

ここ数日流行っていた画像生成で建築パース用の添景を作れるのでは?!
と思い立ち、色々と触ってみた記録をまとめたのがこのnoteになります。
誰でも簡単にできるし。建築の表現を増やせるし。無料だし。超オススメ。

画像生成錬金術師の始め方

手始めに使いやすいサイトはMidjurney。ここ数日twitterで色々流れているのはこれを利用したものが多いです。試しに利用する分には無料でできる。

登録の仕方はこちらのサイトにまとまってるので参考にどうぞ。

他にも「LatentMajestyDiffusion」「centipidediffusion」「latenddiffusion」「discodiffusion」「dalle2」など存在します。アルゴリズムが違うと同じ呪文でも質の違う画像が生成されるので、気が向いた人は色々と試してみることをお勧めします。

画像生成に関する基本知識

画像生成に関するベーススキルは、どんなものを生成する場合でも一緒なので、上級錬金術師に学ぶのが一番早い。参考をいくつか紹介します。

大原則となる考え方を深津さんのnoteから抜粋します

対話型のAIにとって、呪文プロンプトとは画像錬成の方向性ベクトルを定めるものにすぎない。

だからAIをよく使役するには、2つの理解「ベクトルの方向を強く適宜する力ある言葉ルーンの語彙力」と「再現性をもった呪文の組み立て」が必要になる。

深津さんのnote「魔術として理解するお絵描きAI講座」から抜粋

以下のような構成が定番となっているように思える。

<全体のフォーマット><主題><主題の補足><作者><全体の補足><フレーバー>

<全体フォーマット>Detailing oil painting of
<主題>The great white castle on deep forest landscape
<英霊>by CASPAR DAVID FRIEDRICH and CLAUDE LORRAIN,
<全体の補足> perfect lighting, golden hour,
<フレーバー> taken with Canon 5D Mk4

深津さんのnote「魔術として理解するお絵描きAI講座」から抜粋


このあたりを頭に入れつつ始めると呪文の学習効率がグッとアップする。

建築パース用添景を錬金術で無限生成する(樹木編)

ここからは、いくつかの画像生成サイトを利用して樹木の添景を生成するまでに実験を重ねた記録です。さて頑張りましょう。


一番初めは超シンプルな呪文でした。<>と<画像>であることしか唱えていなかったので以下のような画像が生成される。

<free tree photoshop image please>
<entourage tree, png,>

目指すゴールは、ひとまずリアルな樹木添景にしていたので<リアル>と上級魔術師の技である<カメラ指定>の呪文を色々な形で追加。

<hyper realistic>
<canon 5d mk4,>
<EF200mm F2L IS USM,>
<iso 200>
など

ちなみに<EF200mm F2L IS USM, iso 200>はレンズ指定の言葉なので、インテリアパースを製作するときは<EF11-24mm F4L USM>や<11mm>のように広角レンズを指定するといい構図で画像を生成しやすくなる。


上記の画像でも使えなくはないけど、結局切り抜きが面倒になりそうなので、背景をシンプルにする方法を模索します。<白背景>や<背景なし>などの呪文を追加したのが以下の画像。

<white background>
<no background >
など
<Detailing oil painting>
などを足してみてイラスト風の実験もしてみていた

少し良くなってきた。もう少し立体感を減らす、写真のような画像、もっと白く、あたりを目指して呪文を重ねる。<リアルな写真><樹の詳細><高解像度><切り抜き画像>などなどを追加。

<hyper realistic>
<tree detail >
<realistic photo>
<clipped image >
など

だいぶ近寄ってきた!が。全体が映らないという大問題が発生。。<てっぺんから根本まで><樹全体>のような呪文を入れてみたものの・・・

<A photo of a tree from top to bottom>
<A photo showing the whole tree>
<tree, tree top, root of the tree>
<Tree trunk>

全然上手くいかない!!!!!完成系に至るまででここが一番の苦戦ポイントでした。後述しますが英語力の乏しさがモロに出てしまった、、、


色々と実験を重ねた結果、解決の糸口になったのは<複数形>にすることでした、、、そもそも数種類の木を同時に生成するという方法。この方が効率も上がる。<レイアウト>に関する呪文も同時に入れることで以下のようなものが仕上がります。

<trees>
<many types of trees>
<grid>
<collection sheet>

これにて完成!!!!!!!!!

といっていいのではないでしょうかね。実際は画像が端で切れてしまっているので、画面内で納める呪文などを追加できればさらに良くなるはず。樹種の変更などは呪文で追加すればOKです。

樹木以外の添景を錬金する

樹木の錬金を通して学習してきたことを応用し、<>に関する用語を<別のモチーフ>に置き換えれえば他の添景も簡単に生成することができるし、色や種類など<詳細条件>を指定すれば、狙ったものを出せるようになる。

樹木に<Autumn leaves >を追加
<Foliage plants>のバージョン
<chairs>のバージョン
<lamps>
<japanese style>
<sculptures>

ってな感じ。美術館や図書館や幼稚園など、設計によって欲しい添景が違ったり、ニッチな添景はなかったりするけえれど、この技術を使えばどんなものでも生成できるので、パース表現の幅がグッと広がると思います。

ポイントは如何にいい呪文を見つけ出せるか?になると思っていて、これは建築業界全体で学習するのが一番効率が良さそう。これをきっかけにいじってみた人で、いい呪文を見つけ出した人は情報交換しましょう。

また何か発見があればこのnoteを更新するかもしれません。
では、皆さん良い添景生成ライフを!

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宮下巧大

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宮下巧大
空間とビジネスとテクノロジーを横断的に考えてデザインをしています。 建築家/一級建築士/PLAID/藝大卒