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甲状腺機能低下症(橋本病)の症状を漢方薬で緩和する【導入編】

2013年に甲状腺機能低下症(橋本病)と診断され、現在もチラーヂンを処方されています。この薬だけで元気になれればいいですが、TSH、FT3、FT4が基準値に収まっても不調を感じる方は多いと思います。私もその一人です。 

慢性的な体調不良をなんとかできないものかと、紆余曲折の末たどりついたのが「漢方薬」。実感としてどんなものがどんな風に効いているかを数回に分けて紹介します。

これは2013年に甲状腺機能低下症(橋本病)になりチラーヂンを飲んでいる会社員が、漢方薬でしんどい症状を緩和した体験記の続きです。
・甲状腺機能低下症(橋本病)の症状を漢方薬で緩和する【導入編】
・甲状腺機能低下症(橋本病)の症状を漢方薬で緩和する【飲んでる薬と効果編】
・漢方薬ってひと月いくらぐらいかかるの?【実際払っている金額を公開します】
・漢方薬局の選び方【良い先生の探し方】
・甲状腺機能低下症(橋本病)の症状を漢方薬で緩和する【漢方以外で試したものと効果編〜2020】
・甲状腺機能低下症(橋本病)とメンタル
・甲状腺機能低下症(橋本病)とストレス

誤解をして欲しくないのではじめに言っておきますが、漢方薬で橋本病が治ったりチラーヂンが減らせたりしたわけではありません。5年近く色々な漢方薬を試してみても、残念ながらこれと言った成果は出ていません。効果があったのは「疲れやすさ、だるさ、むくみ、胃腸虚弱、冷え、寝ても疲れが取れない」などの症状です。

漢方(中医学)のいいところは「病院で検査してもどこも悪くないけど、なんだか調子が悪い」というような、西洋医学では病名がつかない症状に正面から向き合い、対処してくれるところです。生理痛や抜け毛、気分の落ち込みやイライラ、虚弱体質改善用の薬などたくさんあります。

私が漢方薬を始める前と後ではこのくらい変わりました。
・慢性疲労→暖かい時期はそこそこ元気、冬と梅雨時は若干低め
・慢性的な胃もたれ、少食→胃もたれなしで普通の食事ができる
・慢性的な下痢→普通便(調子が悪いと軟便)
・生理前〜生理中の顔パンパンのむくみ→症状無し
・どんなに着込んでも温まらない冷え→体の内側から温まる
・気分の落ち込み、不安感→かなり安定
・不眠、眠りが浅い→夢が多くまだ浅めだが朝は元気

全部が全部パーフェクトには改善していませんし、薬を飲まなくても症状が出なくなったのはむくみくらいです。それでもQOLはぐっと上がり、休日ほとんど寝て過ごすなんてこともなく、趣味や外出を十分楽しめるようになりました。

ちなみに今飲んでいる薬はこれです。
・健脾散エキス顆粒(けんぴさんえきすかりゅう)
・当芍散(
とうしゃくさん=当帰芍薬散)
・心脾顆粒(しんぴかりゅう)
・参茸補血丸(さんじょうほけつがん)
・シベリア霊芝茶(しべりあれいしちゃ)
※健康食品

当芍散は一元製薬、あとの4つはイスクラ産業のものです。イスクラ薬局にお世話になっているので、おのずとイスクラ系列の薬が多くなります。

イスクラの前に個人経営の漢方薬局に行っていた時期もあるのですが、煎じ薬(やかんで煮出して飲むタイプの薬)を作るのが大変で、途中でやめてしまいました。薬は基本毎日飲むので、手軽な顆粒または錠剤の漢方薬を出してくれる薬局を選ぶ方が続けやすいです。

具体的にどの薬がどんな症状にどのくらいの期間で効いたのか、漢方薬のメリット・デメリット、薬局の選び方なども少しずつ書いていきたいと思います。
これらの記事で、同じ病気で苦しんでいる人たちが少しでも楽になってくれれば幸いです。

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