漢方薬で脇汗が止まった
暑くて溶けそうな毎日ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私は昔から汗っかきで、特に上半身、頭から首筋と上着に隠れる体幹部の汗が多く、雫が流れるくらいびしょびしょになります。
一番ひどいのが脇汗。
夏は汗じみが怖いので、トイレに行くたびに汗を拭きます。
夏どころか冬も脇汗で汗じみができるので、ヒートテックも脇だけ濡れてしまいます。ジャケットやセーターに汗が貫通してしまい手洗いすることもしばしば。
なんとかならないのかと思い、いつも漢方薬を処方してもらっている先生に相談してみました。
そこで処方されたのが、抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)。
五臓の「肝」の高ぶりを抑える「抑肝散」に、陳皮と半夏を加えて虚弱な人でも飲めるようにした薬で、神経過敏や精神的な緊張の強い人を落ち着かせて、精神を安定させる効果があります。
効能を読んだときは「私そこまでイライラしてないしぃ〜」と半信半疑だったのですが、飲み始めた初日から脇汗の量が全然違う。
頭や背中やお腹はいつもの汗だく。
いつも一番先に汗びしょになる脇は、サラサラとまではいかないけどちょっと湿っているくらい。
なんだこれ!?!?
脇の汗は緊張からくると言われるので、体の緊張をとれば汗も減るというのは理屈ではわかる。
でもこんなにスパッと脇汗「だけ」止まるもんなんだ〜!?
(他の汗も引いてくれたらもっと良かった 笑)
中医学ってすごい!!!
……いや〜本当にこれは感動体験でした。
ちなみに抑肝散加陳皮半夏と似た効能の逍遙顆粒(しょうようかりゅう)では汗は治りませんでした。成分の釣藤鈎(ちょうとうこう)が私には効くのかも?
さらにどうでもいい話なんですが、私は手のひらと足の裏は汗腺が少ないようで、夏でも汗をかきません。冬はカサカサです。
同じ緊張タイプでも手汗や足の裏の汗が止まらなくなる人もいるので、私はこのへんの体のバランスがちょっとおかしいんだろうなと思います。
こういうのって根本的に直す方法はあるんだろうか。
抑肝散加陳皮半夏が脇汗に効くかどうかは、各人の体質によって違います。
多汗に効効果のある漢方薬は他にもありますので、気になる方は漢方薬局で相談してみてくださいね!
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