趣味の話

5年前からデッサンを始めた。
と言っても、年に1.2回だけ気が向いたら描くという
ものすごく気まぐれな趣味。
人の顔を描いている。

自分で考えて想像して描くことよりも、よく観察して細かいところまで模写することのほうが得意だからデッサンにした。

幼少期から姉の影響で絵を描くことが好きだった。
何時間でも没頭していられた。

当時は意識していたわけではないけれど、口下手で言葉で表現することが苦手だったわたしにとって、絵は自分を表現する大切なツールだった。
絵を描けば褒められたし、学校のクラス代表の絵画出展にも選ばれた。

社会人になってからは絵を描くこと自体しなくなっていた。
ところが5年前、幼馴染の親友から
「結婚式のウェルカムボードを描いて欲しい。」
と連絡がきた。
しばらく描いていないし、誰かに見せるために描く絵なんて描いたことがなかったから最初は少し悩んだけど、親友の頼みならと引き受けた。
それがきっかけで、また絵を描き始めた。

描く回数が少ないからこの5年間で上達したかといわれたらそうでもない。
あえてあげるなら、観察力が上がってより細かな部分まで表現できるようになったこと。
それでも、毛を描くことが苦手でいつも苦戦する。
どう描いて良いかがわからない。
デッサンで1番嫌な作業工程。

他の人が描いたデッサンを見ても同じように描けない。だからいつも髪の毛風になる。
描くこと自体は楽しいからめげずに描き続けているけど。

今季の冬は2人描いた。
5年も描いていて、それほど上達していないことが少しだけ嫌になってきたから。毛の部分だってもっと上手に描けたらもっと楽しくなるはず。

今日その2人目が完成した。
総作業時間で言うといつも15時間くらい。

Netflixで配信されているfirst loveにハマった。
佐藤健さんに魅了されてしまった。佐藤健さん演じる春道がかっこ良すぎた。
ドラマについては、機会があればまた今度語りたい。

絵の勉強をしたわけではないから、何回描いてもそっくりさんにしかならない。自由に楽しく描くことが趣味の醍醐味だと思う。
どこまでも追求するならいくら時間があっても足りないから、今日これで完成とした。

こうやって好きな俳優さんや好きな人たちの顔を描いて上達していけたら描くことがもっと楽しくなるだろう。
絵を描くことをこれからも人生の一部として続けていきたい。
そんなふうに思える趣味があってわたしは幸せ者。

5年前に、また絵を描くきっかけをくれた親友には感謝をしなくちゃいけない。ちなみに、結婚式のウェルカムボードも親友の希望を聞いて創り上げた。
結婚式で実際に飾られている物を見たときは少し緊張したけれど、親友がとても喜んでくれたのでわたしもこの上なく嬉しかった。

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