日本食への回帰で花粉症とアレルギー体質を克服した話について
私が長年悩まされてきた花粉症やアレルギー体質を克服するまでの旅は、春の爽やかな風が吹くある日のことから始まりました。毎年春になると、花粉症が酷くなり、薬を飲んでも症状は治まらず、くしゃみや目のかゆみで一日中苦しんでいました。そんな私を見かねて、友人が「一度、食生活を見直してみたら?」と勧めてくれたのです。
主治医との出会い
その友人の助言を受け、近所のクリニックに通い始めました。主治医の先生はとても親身に話を聞いてくれました。私の生活習慣や食事内容を詳しく聞いた後、先生は「日本の伝統的な食事に戻ってみませんか?特に植物性の油を使わない食事を試してみてください」と提案してくれました。
先生のアドバイスは、私にとってまさに目から鱗のようなものでした。というのも、私が普段から摂っている植物性油が、健康に悪影響を及ぼしているとは全く考えもしなかったからです。先生によると、植物性油には高不飽和脂肪酸、特にオメガ6脂肪酸が多く含まれており、これが体内で炎症を引き起こし、様々な健康問題を引き起こすとのことでした。
食生活の見直し
先生の言葉を信じて、私は早速食生活の改善に取り組むことにしました。まずは、植物性油の摂取を控えることから始めました。具体的には、次のような日本の伝統的な料理を中心に食事を作るようにしました。
ご飯:米と水だけで炊き上げるシンプルな料理。油は一切使いません。
味噌汁:大豆を発酵させた味噌を溶かして作る汁物。こちらも油は使われません。
ぬか漬け:米ぬかと野菜を発酵させて作る漬物。油を使わない調理法です。
酢の物:酢を使った和え物で、油は加えません。
煮魚:油を使わずに煮込む魚料理です。
これらの料理を中心とした食生活に切り替えてから、私の体調は劇的に改善されました。まず、花粉症の症状が和らぎ、毎年苦しんでいた春の季節も快適に過ごせるようになったのです。さらに、アレルギーによる肌荒れやかゆみも改善し、全体的な体調が良くなっていくのを感じました。
植物性油の摂取と健康問題の関係
先生から聞いた話では、植物性油の過剰摂取は、甲状腺や乳腺、腎臓にも悪影響を及ぼす可能性があるとのことです。特に、オメガ6脂肪酸を多く含む油は、体内で炎症を引き起こし、これらの臓器にダメージを与えることがあります。私も以前は甲状腺に問題を抱えていましたが、植物性油の摂取を制限することで症状が改善されました。
過去に、先生が診たある患者さんも、過剰な植物性油の摂取を控えることで健康が劇的に改善されたと言います。例えば、甲状腺の嚢胞が縮小し、血圧が正常値に戻るなどの効果が見られました。私もこの体験を通じて、油の摂取量を適切に管理することの重要性を実感しました。
日本人の食生活の変遷と油の摂取量の増加
1960年代以降、日本人の植物性油の摂取量は急激に増加しました。統計によれば、1960年と比較して7倍以上の植物性油が消費されています 。私自身もこの時期の食生活の影響を受けていましたが、伝統的な日本食に戻ることで健康を取り戻しました。
昭和時代まで、日本の家庭料理では植物性油の使用は少なく、煮物や蒸し物が中心でした。しかし、戦後の食生活の西洋化に伴い、揚げ物や炒め物が増え、植物性油の消費量が大幅に増加しました。特に、フライパンの普及とともに油の使用が一般的になりました 。私もこれらの料理を控えることで健康が改善されました。
各種植物性油の危険性と健康への影響
ナタネ油:テストステロンの値を低下させ、インスリン抵抗性を増加させるため、糖尿病や心血管疾患のリスクを高めます 。
パーム油:発がん性が強く、先進国では使用が制限されています。肥満やアレルギーのリスクもあります 。
オリーブ油:一般的には健康に良いとされていますが、インスリン抵抗性を高め、特に日本人には適さないことがあります 。
ココナッツオイル:環境ホルモン作用があり、前立腺肥大を引き起こしやすいです 。
これらの油を摂取しないことで、私は自分の健康を取り戻すことができました。特に、自然な形で必須脂肪酸を摂取することが重要です。例えば、玄米や大豆、ごまなどをそのまま食べることで、必要な脂肪酸を摂取できます。こうした自然な摂取方法が、日本人の体質に適していると考えられます 。私もこの方法を実践することで、アレルギー体質を克服し、健康な生活を送ることができました。
おわりに
私の体験を通じて、花粉症やアレルギー体質に悩んでいる方に伝えたいことがあります。それは、食生活を見直すことの重要性です。特に、日本の伝統的な食事に戻ることで、植物性の油を控えることができ、健康が大きく改善される可能性があります。もし同じような悩みを抱えている方がいたら、ぜひ一度試してみてください。私の体験が、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
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