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休業のはじまり #4

待ちに待った休業の初日は、
思いがけず、朝から小児科に行くことになりました。
子どもたちが続けてインフルエンザになり、
金曜日までまるまる学校を休むことになったのです。

うーん、思っていた始まりと違うけれども、
前日のフルマラソンの高揚と疲れ(筋肉疲労)、
どちらにしろ仕事は休みであることから、
誰とも調整する必要がない安心感。
もうこの際、この1週間は「ゆっくり心身を休める」ことに
使おうと割り切りました。

熱で寝ている子どもたちの横で昼寝する。
ごはんを用意し、子どもたちと食べる。
隙間時間で本を読む。

昼寝と読書と子どもたちとの時間、
なんでもない平日のひとコマが幸せだなぁと感じました。
時間がゆったりと流れていました。

この最初の1週間は、
一見、もったいない時間の使い方をしたようで、
休業での活動を始める前の休息と癒しの時間として
私に必要な時間だったのだと思います。

休業中にやりたいことの1つに、
「本を読むこと」がありました。
やりたいことリストの上位にいつもあがっていました。
仕事をしているときは、仕事に家事に子どもたちの対応にと追われ、
読みたい本を読むことさえままならなかったのです。

Amazonで読みたかった本、
興味をそそられる本をポチポチとクリックし、
Kindleでざざっと読む。

子どものころから読書が好きだった私は、
本を読むことができただけでとても充実した気持ちになりました。

そしてずっと興味があったAudibleにも申し込んでみました。
休業しているといっても、
本や画面を見ながら落ち着いて読むことができる時間は限られています。
家事をしながらワイヤレスイヤホンで聞く。
そうすると家事の時間も楽しみの時間に変化し、苦にならないのです。

Audibleに申し込むことは、ほんの数秒で完了することです。
それがなぜか仕事をしているときには後回しにしてしまい、
興味があるけれどもやっていないままになっていたのです。

同じようなことが山ほどありました。
やってみたいな、と思ってもそのままにしている。
そんなことをとりあえずリストアップし、
時間とお金がゆるす限り、試していく。

これくらいなら仕事をしているときにでもできたかな、
と思うことも結構あるのですが、
でも、それらにどれくらいのハードルがあるのか、
主にどれくらい " 時間 " がかかるのかが分からないため、
調べる時間もとれず、心にゆとりのなかった私は、
踏み込めていなかったのです。

そんなちょこまかしたことにトライできるのも、
休業をとってよかったことだなと感じています。