木暮太一 wordling director

言語化が専門。頭の中にある思考やアイディアを言葉にし、ビジネス価値に変えることが生業。…

木暮太一 wordling director

言語化が専門。頭の中にある思考やアイディアを言葉にし、ビジネス価値に変えることが生業。物事の構造と法則を分析すること、頭の中にある概念を言語化すること、それを価値に変えることに異常な執着を持っています。

最近の記事

すべての悩みは人間関係って言われるけど、それって本当ですかね。

すべての悩みは「人間関係」であると言われることがあります。 まぁ、その通りだと思います。 ただ、これってなんとなくはわかるけど、具体的には何のことを指しているかわからない。言葉が漠然としすぎていて「総論賛成、詳細不明」の状態です。 「人間関係に悩む」というフレーズはよく使われます。でも冷静に考えると誰かとの「関係」に悩んでいるわけじゃない。 人間関係の悩みって何かと言えば、最終的には「誰かに嫌われるかもしれない、誰かに好かれないかもしれない」という妄想に集約されると思

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      • 言語化とキャッチコピーの違い

        「言語化する=キャッチコピーを作る」と思われがちだけど、そうじゃないんだよな。 キャッチコピーは「キャッチ」するための言葉。芸人さんでいえば「登場して1発目のギャグ」。それだけで数分の漫才はできないですよね。 一方で言語化は「中身を言葉にすること」。芸人さんでいえば「漫才のネタ」。一発目のギャグも、漫才のネタも両方大事だけど、出オチで終わらないためには「ネタ」が大事。 そしてビジネスでは「一発目のギャグ(キャッチコピー)」より「ネタ(中身の言語化)」の方が圧倒的に重要で

        • 「経営者が自ら発信しなければいけない時代」とは言うけれど

          SNSもこれだけ広まっているし、ビジネスで発信することはもはや「普通」ではなく「必須」になっています。 ただ、経営者の発信がなんか誤解されている気もする。バズるためのショートムービーをアップしたり、ビジネスを拡大させたいのに本業と全く関係ないテーマで投稿したり。 果たして経営者の目的はバズることでしょうか? たくさん「いいね」「すき」をもらうことなのでしょうか? ぼくにはそうは思えません。ビジネス用の発信はビジネスにつながらなければ意味がありません。 ぼくらが言葉で発

        すべての悩みは人間関係って言われるけど、それって本当ですかね。