Who Moved My Cheese?
自分がカナダに留学していた頃、読んだ本なのですが、ビジネスをする上でもこれから生きていくでも大事な考えを学んだのでまとめていきたいと思います。
物語のあらすじ
迷路の中にチーズがあった。
迷路の中にはネズミ2匹と小人HemとHawがいた。彼らは皆最初はチーズがあるところにいて、問題なくチーズにありつけていた。
しかし、チーズは食べると徐々になくなっていく。
そのことにいち早く気づいたネズミたちはまだチースが残っているのにも関わらず、迷路の中を進み、別のチーズを求めに、探しに行っていた。
しかし、小人たちはそのままチーズを食べ続けており、その場から離れようとしなかった。
やがてチーズが枯渇した頃、小人Hawは仕方ないながらも迷路へ繰り出し、他のチーズを探しに行った。
いち早くチーズを探しに行ったネズミたちはいち早く別のチーズのありかを見つけた。
また、仕方ないながらもチーズを求めに行った小人Hawも早くに見つけにいくべきだったと後悔しながらもチーズを探し出した。
一方で、ずっと最初の場所にいた小人Hemは新しいチーズにありつくことができなかった。
物語が伝えたいこと
安全・安心な落ち着くところにいようとするのが人間の心理ではあるが、常に変化をしていくこと・変化を求めていくことが重要だと著者のスペンサー・ジョンソン氏は伝えたかったのだと思います。
企業の例
この変化をしていくことが常に大事である最もいい例はNetflixではないかと思います。
Netflixは元々アメリカの郵便によるDVDレンタルサービスをビジネスとする企業でした。
しかし、競合のDVDレンタルサービスを展開する企業が同じようなサービスに進出してきており、かつ、動画配信のサービス(YouTubeなど)が流行ることを見越して、2007年にストリーミングサービス配信サービスをスタートさせました。
そして、瞬く間に全世界へ進出すると現在までは動画配信サービスとして圧倒的シェア・人気を誇っています。
人気を保っている最中でも、独自の映画やドラマを作成し、差別化を常に図るなど、まさしくWho Moved My Cheese?のネズミであるかのように栄光を収めています。
まとめ
Who Moved My Cheese?を通して、心理的に常に変化を追い求めていくことが成功に繋がることの重要性を教えてくれました。
その場所の定住者になるのではなく、時代の変化を常に先読みし、行動に移す姿勢・例え変化に遅れていたとしてもなんとか変化しようとする姿勢が自分の成功に繋がることの重要性が学べました。
今後、自分の置かれている場所で安心するのではなく、常に何か新しいもの・ことを追求していきたいと思います。