これまでに学んだことで役立っていること、私の場合。
水曜日はフリーテーマで書いています。定期購読者が増えるたびに、感謝を込めてその日の記事を全文公開にしています。
私の授業で「これまでに学んだことで役立っていることはなんですか」という問いかけをして、受講生に出してもらいました。そうすると案の定、学校で学んだ知識というようなことは出てきません。そうではなくて、サークル活動、ひとり旅、ボランティア、アルバイトというようなことが出てきます。なるほど。
その授業のあと、大福帳で「向後先生が学んだことで役立っていることはなんですか」という質問をもらいました。それに回答するために少し振り返ってみました。
それは「プログラミング」だったような気がします。プログラムを作る技能は、会社で働いていた時にも役立ちました。またその後、大学院に戻って研究を進めていく上でも大いに役立ちました。というよりもプログラミングの技能がなければ研究を進めることができなかったでしょう。
そのプログラミング技能を身につけたのは大学の授業ではなかったです。非公式的なグループ(なんちゃら研究会というような)にはいって、そこで教えてもらったり、みんなで学んだりしたことなのです。自分たちで自発的に学ぶことはなんでこんなにおもしろいのでしょう。自分が好きなことであれば学ぶことは楽しいのです。
その研究会で過ごした時間と、その時間をかけて身につけたスキルが自分の土台になったんだなあと今振り返ってみて思います。
つまるところ、自分がそれにかけた時間が長いものが自分に役立つものになるのです。そして、自分の多くの時間をかけられるほど夢中になる何かを見つけられるかどうかが重要なのだと思います。それはたぶん偶然に出会うものなのでしょう。その意味ですべての人に平等に与えられたらチャンスなのでしょう。
マガジン「ちはるのファーストコンタクト」をお読みいただきありがとうございます。このマガジンは毎日更新(出張時除く)の月額課金(500円)マガジンです。テーマは曜日により、(月)アドラー心理学(火)教えること(水)フリーテーマ(木)お勧めの本(金)連載記事(土)注目の記事(日)お題拝借で書いています。ご購読いただければ嬉しいです。
ここから先は
ご愛読ありがとうございます。もしお気に召しましたらマガジン「ちはるのファーストコンタクト」をご購読ください(月500円)。また、メンバーシップではマガジン購読に加え、掲示板に短い記事を投稿していますのでお得です(月300円)。記事は一週間は全文無料公開しています。