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【アドラー教科書】(12) 「所属」を求めている
2024年7月2日(火)
火曜日は『アドラー心理学の教科書』の記事を連載しています。ここまでの内容は次のとおりです。
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1. 導入:よく生きるための科学
1.1 アドラー心理学はどういう科学か
(1) 生きることを全体として捉えるための科学
(2) 個人全体として動いている
(3) 「勇気」を持って行動している
(4) 「勇気」についての質疑応答
1.1 アドラー心理学はどういう科学か
(5) 「所属」を求めている
所属(Belongingness)はアドラー心理学の基本概念です。人は常に所属を求めていると考えます。なぜなら1人では生きていけないからです。生きていくために何らかの共同体に所属しなくてはなりません。生まれて最初に所属する共同体が家族です。赤ちゃんにとってはまず家族に所属して安全に養育されていくことが必要です。そのあとは所属する共同体が広がり、友人からなる遊びの共同体であったり、一緒のクラスで学ぶ共同体であったりします。そのあとは、仕事を共にする職場の共同体に所属することになります。
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