【アドラー心理学の実践】#04 アドラーが目指した “生きることの科学”
月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。
10月4日(木)から早稲田大学エクステンションセンター中野校で「アドラー心理学実践講座」(全8回)がスタートしました。この連載では、この講座の内容を同時並行でお伝えしています。講座に参加できない方にも、その雰囲気が伝わればいいなと思っています。
前回は「心理学とは何か。何を目指していると思うか」というお題でワークをやりました。その回答としては「心や行動を理解する」や「人の気持ちや心理を理解する」という意見が代表的なものでした。このような回答は的を射ています。現代の科学的心理学は、人間の心と行動のメカニズムを明らかにすることで予測と制御を可能にすることを目指しています。
アドラーは「The Science fo Living(生きることの科学)」の冒頭で、ウィリアム・ジェームズ(1842-1910)の言葉を引用して「人生と直接関係のある科学においては、理論と実践はほぼ不可分になる」と言っています。ウィリアム・ジェームズは、1875年にアメリカで最初に心理学の講義を始めた哲学者・心理学者です。
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