【ブログ】中野エクステンションで「アドラー心理学ゼミナール」がスタート
2024年4月26日(金)
早稲田大学エスクテンションセンター中野校で、対面による「アドラー心理学ゼミナール」の初回があった。これから月1回のペースで土曜日に10:40から16:35の3コマで開くことになる。全4回。参加登録者は29人。実際の出席者は26人だった。
前回は2023年の9月に全2回で開いている。こう書いている。
前回は夏休み期間での開講で、今から考えると、再起動の助走のような位置づけだったのかもしれない。今回は、「ゼミナール」という新企画で、全4回で各3コマだから、全部で12コマ。これは半期のゼミにほぼ相当する。これだけの時間があれば、かなり充実するだろう。
事務所の人によると、「ゼミナール」という形式は、私の講座以外にもいくつかスタートしているとのこと。しかし、これほどの人数は集まっていないと。「なぜなんでしょうね?」と聞かれたけれども、よくわからない。「アドラー心理学の間口が広いからでしょう」と答えておいたけれども。もっといえば「アドラー心理学は、人が生きるとはどういうことかという問題に正面から取り組んでいるから」とも言えそうだ。
参加者の半数以上はリピーターだが、アドラー心理学を初めて学ぶという人も5-6人いる。こういう人たちがいることが講座に新鮮な良い影響を与えている。
秋・冬学期にも同じように「ゼミナール」を開講してほしいという依頼を早くも事務局からもらった。「喜んで!」という感じである。
キリン本社ビルの前の公園は人でにぎわっていた。なんだか「戻ってきた」という感じがした。
エクステンションでもLMSを使えるようにするべき理由
中野エクステンション「アドラー心理学ゼミナール」では、欠席者のためと思って、Zoomでレコーディングしていた。しかし、回線速度が遅いためか、しばしば中断した。そのため最後にはレコーディングを諦めた。
よく考えたら、その動画が撮れたとしても、欠席者に送る方法がないのだった。
エクステンション講座については、いろいろと改善の余地があることを感じている。その最大のものは、LMS(学習マネジメントシステム)がないことだと思う。大学のほとんどは、放送大学も含め、LMSを学生に提供している。しかし大学公開講座でLMSを使っているところは少ないのではないか。これは誰か調査してほしい。
もしエクステンションでLMSを使えば、
オンラインによる迅速なお知らせ
講師からの課題の提示と受講生からの提出
講師と受講生同士のBBSによるコミュニケーション
欠席者に対するビデオの提供
講師からの補足資料の提供
講師への質問
といったことができる。これは大学では当たり前のサービスとなった。エクステンションでこれができないことの方がおかしいのである。エクステンションでLMSが使えるようになれば、講座の定着率はよくなり、層を拡大するだろう。
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