【連載】アンケート調査の基礎(第8回)量的なデータ分析
金曜日は「オトナの研究」のサブテーマとして「アンケート調査の基礎」の連載をしています。
頻度(回数)や度数(人数)、また「1=そう思わない」から「5=そう思う」のような尺度では、データは数字で得られます。このようなデータを量的データと呼びます。一方、自由記述で得られた文章やインタビューで得られた語りは数字では表せません。このようなデータを質的データと呼びます。
今回は量的なデータ分析の方法について説明します。
量的なデータが手に入ったら、まずやるのは基本統計量の計算です。具体的には、平均と分散または標準偏差を計算します。分散とはデータのばらつきの指標です。標準偏差(SD)は分散のルートをとったものですので、標準偏差を書けば分散を書く必要はありません。
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