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【研究】05 研究のつまずき:研究トピックが広すぎる

水曜日は「研究すること」のトピックで書いています。しばらく「研究におけるつまずき」というテーマで書いています。

前回は、ゴールが明示されないために研究がうまく進まないということを取り上げました。これは、自分で論文投稿することを目標とすることで解決できます。投稿するためには大会や研究会で発表して批判を受けておくというステップを踏んでいきます。大会や研究会での発表を研究のマイルストーンとして進めていきましょう。

今回は、研究トピックの適切な大きさということを取り上げたいと思います。

研究を始めるとき、まずテーマを決めます。「◯◯について」というときの◯◯がテーマです。たとえば「共同体感覚について研究をしよう」と決めたとき、「共同体感覚」が研究テーマになります。研究テーマが決まったら、それをもっと具体的にした形で研究トピックを決めることができます。たとえば「アドラーによる共同体感覚の定義」や「小学生の共同体感覚の測定法」というようなものです。

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