[m236] 大学エクステンションのオンライン講座をeスクールのようなシステムにすれば
2021年9月6日(月)
ハロー、マンデー!
先週の土曜日にエクステンションセンターの「アドラー心理学入門講座」が終了しました。全3回(90分×6コマ)で、各回の参加者数は13, 16, 14人でした。
この講座では、以前の記事で触れたように、参加者から質問や話題提供をしてもらって、それをアドラー心理学の文脈で解釈し直していくという形式で進めました。そのために、私が話題提供をする前に、参加者全員でブレイクアウトして、それぞれの関心事を話してもらい、その中からアジェンダを決めていくというプロセスを取りました。
もちろん、私が用意している題材はあります。それは、1回目は「私の価値」、2回目は「私の場所」、3回目は「私のゴール」というものでした(図参照)。いわば、即興的に決まっていく、そのときのアジェンダについて話したり、議論したりしながら、用意した題材に結びつけていくところが、私にとってはチャレンジであり、スリリングな体験なのです。そして、私がスリリングな体験をしているということは、自然に参加者に伝わっていき、同じようにスリリングな体験を味わっているのではないかなと感じられました。
最後に、参加者全員からこの講座を受けての感想を語ってもらいました。それぞれに何か得たものがあることがわかり、私も満足しました。また、何人かから「この入門講座のあとに、発展した講座があるのならぜひ受講したい」という要望を聞きました。
コロナの状況によりますけれども、エクステンションセンターが恒常的にこのようなオンライン講座を開いていく可能性はあります。また、東京周辺に限らず、全国から受講可能であるという利点もあります。
そう考えると、早稲田大学eスクールのような制度を、エクステンションセンターの中に作っていくといいのではないでしょうか。ラーニングマネジメントシステムとしてはMoodleベースのものがすでに大学で稼働していますので、それを使っていくといいと思います。そうすれば、Zoomだけでなく、非同期の議論や情報交換が可能になります。そのようにして、これまでの単発の講座ではなく、より体系的な成人学習の機会を提供できるようになるのではないでしょうか。
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