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ちはるのファーストコンタクト(2020年)

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2020年に書かれた「ちはるのファーストコンタクト」のすべての記事が読めます。週に2本くらいのペースで記事を書いています。月額購読するよりも割安になっています。
次のような話題で記事を書いています。(1) 研究することと独立研究者への道 (2) アドラー心理学… もっと詳しく
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#自己啓発

(プレゼント22) むしろアドラーは反「自己啓発」だと思うよ。その理由。

2020年10月26日(月) 「ちはるのファーストコンタクト」をお読みいただき、ありがとうございます。購読者が増えるたびにすでに書いた記事をプレゼントしています。 今回のプレゼント記事は、「(069) むしろアドラーは反「自己啓発」だと思うよ。その理由。」です。「自己啓発」運動とは一体なんなのかという社会学の考察を参照しながら、アドラー心理学が反自己啓発であることを主張しています。ではどうぞ。

(069) むしろアドラーは反「自己啓発」だと思うよ。その理由。

2020年8月24日(月) 前回の記事「アドラーが「自己啓発の源流」だなんて誰が言っているの?」では、「本当の自分を探す」という意味での自己啓発は、アドラーよりもユングが近いので、「自己啓発の源流」の称号はユングにあげたいと主張しました。 ・後期近代の「自己啓発」とはどんな運動なのかそれにしても「自己啓発」というのは、アドラー、ユングの頃から100年も経ってもなお、流行的なうねりはあるものの、継続しています。しかも、日本だけではなく、世界中で起こっているということなんです

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(068) アドラーが「自己啓発の源流」だなんて誰が言っているの?

2020年8月21日(金) 前回の記事「ビジネス系YouTuberは最先端の自己啓発メディア」で「自己啓発」という言葉を使いました。でも「自己啓発」ってなんなんでしょう? 牧野智和『自己啓発の時代』(勁草書房, 2012)という研究書を開くと、 >> 自己啓発——この言葉は本来、1950年代の労務管理の文脈で登場・定着した、職業能力開発を意味する言葉だが(増田 2000)、本書では以下、職能開発に限られないより広い「自分自身の認識・変革・資質向上への志向」という意味でこ

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(067) ビジネス系YouTuberは最先端の自己啓発メディア

2020年8月17日(月) 私にとって、YouTubeは、BGMからニュース、お笑い、テニスのトレーニング動画にいたるまで、いつも開きっぱなしで利用しています。登録チャンネルも100を超えているはず。それほど定着しています。 YouTubeの動画にはこのように多種多様なジャンルがあります。その中で、ビジネス系YouTuberというニッチがあることに気づきました。 たとえば次のようなチャンネルです。 マナブ イケハヤ大学 勝間和代が徹底的にマニアックな話をするYou