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ちはるのファーストコンタクト(2020年)

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2020年に書かれた「ちはるのファーストコンタクト」のすべての記事が読めます。週に2本くらいのペースで記事を書いています。月額購読するよりも割安になっています。
次のような話題で記事を書いています。(1) 研究することと独立研究者への道 (2) アドラー心理学…
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2020年8月の記事一覧

(071) 働き方と幸せな生き方への戦略

2020年8月31日(月) 前回に引き続き、橘玲『幸福の資本論』(ダイヤモンド社, 2017)を紹介しながら、幸せに生きることと、仕事をすることについて考えてみましょう。 前回のポイントは、幸福の3条件は「自由・自己実現・共同体での絆」であり、それぞれを支えるのが「金融資産(お金)・人的資本(自分の能力)・社会資本(信頼できる仲間)」であるということでした。私たち労働者は自分の人的資本を労働市場に投資して、収入を得ています。 ・ルーティン/対人/クリエイティブ仕事の種類

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(070) 橘玲『幸福の資本論』:幸せの条件、そして仕事をすること

2020年8月28日(金) 今回は、橘玲『幸福の資本論』(ダイヤモンド社, 2017)を紹介しながら、幸せに生きることと、仕事をすることについて考えてみましょう。 この本では、幸福の3つの条件として、「自由、自己実現、共同体」を挙げます。そしてこのそれぞれを支えるためのインフラとして「金融資産、人的資本、社会資本」があると主張します。 幸せになるためには、精神的にも、肉体的にも、時間的にも自由であることが重要です。好きなことに没頭したり、旅行したり、好きな人と食事をした

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(プレゼント17) 大学院ゼミをZoomでやってみて:良かったこととその展開

「ちはるのファーストコンタクト」をお読みいただき、ありがとうございます。購読者が増えるたびにすでに書いた記事をプレゼントしています。 今回のプレゼント記事は「(057) 大学院ゼミをZoomでやってみて:良かったこととその展開」です。春学期の大学院ゼミはすべてZoomによるオンラインで行いました。それを振り返ってみて、これからを展望している記事です。

(069) むしろアドラーは反「自己啓発」だと思うよ。その理由。

2020年8月24日(月) 前回の記事「アドラーが「自己啓発の源流」だなんて誰が言っているの?」では、「本当の自分を探す」という意味での自己啓発は、アドラーよりもユングが近いので、「自己啓発の源流」の称号はユングにあげたいと主張しました。 ・後期近代の「自己啓発」とはどんな運動なのかそれにしても「自己啓発」というのは、アドラー、ユングの頃から100年も経ってもなお、流行的なうねりはあるものの、継続しています。しかも、日本だけではなく、世界中で起こっているということなんです

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(068) アドラーが「自己啓発の源流」だなんて誰が言っているの?

2020年8月21日(金) 前回の記事「ビジネス系YouTuberは最先端の自己啓発メディア」で「自己啓発」という言葉を使いました。でも「自己啓発」ってなんなんでしょう? 牧野智和『自己啓発の時代』(勁草書房, 2012)という研究書を開くと、 >> 自己啓発——この言葉は本来、1950年代の労務管理の文脈で登場・定着した、職業能力開発を意味する言葉だが(増田 2000)、本書では以下、職能開発に限られないより広い「自分自身の認識・変革・資質向上への志向」という意味でこ

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(067) ビジネス系YouTuberは最先端の自己啓発メディア

2020年8月17日(月) 私にとって、YouTubeは、BGMからニュース、お笑い、テニスのトレーニング動画にいたるまで、いつも開きっぱなしで利用しています。登録チャンネルも100を超えているはず。それほど定着しています。 YouTubeの動画にはこのように多種多様なジャンルがあります。その中で、ビジネス系YouTuberというニッチがあることに気づきました。 たとえば次のようなチャンネルです。 マナブ イケハヤ大学 勝間和代が徹底的にマニアックな話をするYou

(プレゼント16) 成瀬尚志編『学生を思考にいざなうレポート課題』(ひつじ書房, 2016):剽窃のできないレポート課題を出す方法

「ちはるのファーストコンタクト」をお読みいただき、ありがとうございます。購読者が増えるたびにすでに書いた記事をプレゼントしています。 今回のプレゼント記事は「(056) 成瀬尚志編『学生を思考にいざなうレポート課題』(ひつじ書房, 2016):剽窃のできないレポート課題を出す方法」です。オンライン教育が普通のことになった今、教員を悩ませるのが剽窃(レポートのコピペ)問題です。この本は、レポートでどのような課題を設定すれば剽窃がなくなるかについて、具体的な解決策を示しています

(066) パーソナルトレーナーの時代:半世紀の教育的サイクル

2020年8月13日(木) ネットを経由して良い教材や良いコースが安価で入手できるようになると、それを土台として個別にコーチングしてくれる人へのニーズが出てきます。これを「パーソナルトレーナー」と呼びます。これからは、パーソナルトレーナーの時代になっていくでしょう。 一方、パーソナルトレーナーがいなくても、自分で良い教材やテキストを探して、一人で学んでいける人は生涯に渡って大きなアドバンテージを持つことになります。必要な時に自分自身で学習を一人で始めることができるからです

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(065) アドラーオンライン3期を終えて:次の展望

2020年8月9日(日) 先週、アドラーオンラインが終了しました。アドラーオンラインとは、アドラー心理学をビデオで学んでいくコースです。全部で10回で、各回に2週間を割り当ててますので、20週(約4ヶ月)で修了となります。 毎年、春と秋に開講しています。今回はその第3期生となります。そして、初めての試みとして、毎回Zoomによるミーティングを実施しました。それを振り返って書いてみたいと思います。 ・統計から見たアドラーオンライン

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(プレゼント15) [Q] 考える力はどうやれば伸ばせるのか:[A] 書くこと。

「ちはるのファーストコンタクト」をお読みいただき、ありがとうございます。購読者が増えるたびにすでに書いた記事をプレゼントしています。 今回のプレゼント記事は「(053) [Q] 考える力はどうやれば伸ばせるのか:[A] 書くこと。」です。私たちは簡単に「考えています」と言います。でも、考えたという証拠は出しません。考えたという証拠は何でしょうか。それは「書くこと」以外にはないということです。

(064) 人生のペースメーカーとしての生産ノート

2020年8月6日(木) 皆さんも、いろいろなノートを使っていると思います。スケジュール帳や日記帳(ジャーナル)はたいていの人が使っていますよね。 スケジュール帳は、未来のスケジュールを記録するためのノート。日記帳は、すでに起こった出来事を記録するためのノート(ジャーナル)です。スケジュール帳とジャーナルを1つのノートにまとめる人も多いでしょう。 今日の話は、スケジュール帳とジャーナルのほかにもう一冊ノートを作るといいという話です。 ・スケジュール帳以外に「生産のため

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(プレゼント14) Zoomの授業での利用によって起こった変化:ほどよい交流距離

「ちはるのファーストコンタクト」をお読みいただき、ありがとうございます。購読者が増えるたびにすでに書いた記事をプレゼントしています。 今回のプレゼント記事は「(048) Zoomの授業での利用によって起こった変化:ほどよい交流距離」です。フルオンデマンド授業にライブのZoomミーティングを導入することで、授業がどのように変わったかについて考察しています。結論として、オンラインミーティングは授業内容の周辺部分でつまづいている人を支援するオンラインスクーリングとして位置付けられ

(プレゼント13) 対面することの暴力性:オンライン授業のすがすがしさについて

「ちはるのファーストコンタクト」をお読みいただき、ありがとうございます。購読者が増えるたびにすでに書いた記事をプレゼントしています。 今回のプレゼント記事は「(047) 対面することの暴力性:オンライン授業のすがすがしさについて」です。オンライン教育の特徴の1つは非暴力的であることを指摘して、それが形式履修主義から学習成果主義への移行を密かに促進するだろうということを書いています。

(プレゼント12) レビュー論文の書き方:その一例

「ちはるのファーストコンタクト」をお読みいただき、ありがとうございます。購読者が増えるたびにすでに書いた記事をプレゼントしています。 今回のプレゼント記事は「(046) レビュー論文の書き方:その一例」です。たくさんのLikeがついた記事です。レビュー論文ではない、通常の論文を書くときも、先行研究のレビューは必須です。そのレビューの書き方と準備について自分のやり方を紹介しました。