マガジンのカバー画像

ちはるのファーストコンタクト(2020年)

132
2020年に書かれた「ちはるのファーストコンタクト」のすべての記事が読めます。週に2本くらいのペースで記事を書いています。月額購読するよりも割安になっています。
次のような話題で記事を書いています。(1) 研究することと独立研究者への道 (2) アドラー心理学… もっと詳しく
¥3,000
運営しているクリエイター

2020年2月の記事一覧

(018) テレワークもオンライン会議も普通のことになる

リアルタイムのオンライン会議は効率的になるだろう。しかし、それを実現するためにはいくつかのハードルがある。1つ目は、資料のデジタル化。2つ目は、ホワイトボードによるその場の議論の整理とドキュメンテーションができるスキルを持つ人の育成。最後に、オンライン会議に慣れることだ。 【ポイント】 ・オンラインインタビューをしてみて ・対面による大勢の会議はコストがかかりすぎる ・ドキュメンテーションスキルを持つ人の育成 ・・・・・・

有料
100

(017) 新しい講座の構想「おとなのスタディスキル」

2020年度は、大学エクステンションの授業も産業カウンセラー協会の講座もお休みにしました。この期間を使って何か新しい講座を構想したりするのもいいかなと思っています。 【ポイント】 ・新しいことを始めるには古い習慣をやめる ・「おとなのスタディスキル」講座はどうだろう ・テキストは『18歳からの「大人の学び」基礎講座』 ・・・・・・

有料
100

(016) リモートワーク、オンライン学習が当たり前の時代へ

コロナウイルスの影響で、会社での仕事がリモートワーク(在宅勤務)に切り替えられたり、教室での授業がオンライン学習に代わったりしている。これはいたしかたない措置として取られているものだけれども、これをきっかけにして、リモートワークとオンライン学習が当たり前の時代が早まるかもしれない。 【ポイント】 ・リモートワークもオンライン学習も実は簡単 ・集まることが必要、対面することが重要という思い込み ・どう働き、どう学習するのかが自由になる時代 ・・・・・・

有料
100

(015) エクステンション講座のリピーター:居場所、生涯学習、サードプレイスとしての大学エクステンション

先日、エクステンションセンター中野校の「教える技術」講座全6回を打ち上げました。これで2019年度のエスクテンション講座はすべて終了しました。数えてみると、2014年度から6年間にわたってエクステンション講座を開いてきました。不思議なのは、私の講座はリピーターが多いのです。これはどういう意味なのかを考えてみました。 【ポイント】 ・エクステンション講座のリピーターってなんだろう ・居場所、生涯学習、サードプレイス ・成績がつかないことの意味 ・・・・・・

有料
100

(014) 中野民夫『学び合う場のつくり方』:場づくり/グループサイズ/問い/見える化/プログラム・デザイン

先日、東工大の中野民夫さんのワークショップに参加したことは「(008) 大学授業の中のファシリテーション:ワールドカフェ用ツールえんたくんを体験」の記事で書きました。その後、彼の著作である『学び合う場のつくり方』(岩波書店, 2017)を読んだので、そのポイントを紹介しようと思います。 【ポイント】 ・中野民夫の『学び合う場のつくり方』(岩波書店, 2017) ・場づくり/グループサイズ/問い/見える化/プログラム・デザイン ・それを実現する道具としての「えんたくん」とKP

有料
100

(013) noteのサークル機能を始めてみた:対話・ゆりかご・いたずら書き

noteにサークルという機能がついたので、さっそく作ってみました。「ちはる塾サークル」と名前をつけましたけれどもあまり深い意味はありません。「(002) ゼミを選ぶときのポイント:サークル的組織の3要素」の記事で書いたサークルの3要素「楽しむ/汗をかく/技術的指導」がうまくブレンドできるといいなと思っています。 【ポイント】 ・掲示板機能しかないからおしゃべりする ・何かを起動するときのゆりかご ・何の役にも立たないことをいたずら書きしておく場所 ・・・・・・

有料
100

(012) 『教育工学を始めよう』を翻訳した頃の心意気:マニュアルを作ることでマニュアルを超える

教育工学の本をたくさん出版している北大路書房から知らせが来ました。このたび『教育工学を始めよう』の電子書籍の販売を始めることになり、下記にて販売が開始されましたので、お知らせいたします、とのこと。 販売元は,丸善雄松堂が提供する(個人用)電子書籍サービス(KnowledgeWorker)です。 2002年4月に出版されたこの本には個人的に深い思い入れがあります。 【ポイント】 ・教育工学という応用科学のターゲットとこころざし ・教育工学第2世代四人組の心意気 ・マニュア

有料
100

(011) インストラクショナルデザイン研究のレビューと展望:日本教育工学会論文誌特集号より

日本教育工学会論文誌の最新号が届きました。この号は「インストラクショナルデザイン」の特集号です。何よりもインストラクショナルデザインのテーマで特集号が発行できたことを喜びたいと思います。 【ポイント】 ・特集号の特徴はレビュー論文が充実していること ・レビュー論文を読むと最近までの研究動向が大まかにつかめる ・それをヒントにすれば自分の研究はどこを攻めていけばいいのかがわかる ・・・・・・

有料
100

(010) 大学の少人数ゼミという形式:仲間/ゴール/ファシリテーションの3条件

今年度も2日間にわたってeスクールの卒論発表会(口頭試問)が開かれました。eスクールは基本的には、オンラインで授業を受けます。しかし、必修である卒業研究だけは原則として対面による口頭試問の形式をとっています。2年間をかけたゼミでの研究成果を発表してもらう場です。 「(009) おとなの研究コースをふりかえる:研究のコアスキルとその先」の記事で考察したように、卒論のように長期間のプロジェクトをなしとげるためには、いくつかの条件を満たすことが必要のようです。 【ポイント】 ・

有料
100