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お試し子連れワーケーションが最高だった話

「ワーケーション」を最近よく耳にする。

言うまでもないが、ワーケーションとは、「ワーク」(労働)と「バケーション」(休暇)を組み合わせた造語

アメリカで2000年代頃から普及し始めたらしいが、日本でその言葉を耳にするようになったのは、この新型コロナウィルスの影響でリモートワークが急激急速に普及して、かつ政府のgotoキャンペーン打ち出しがあって、つい数週間でジワリジワリとよく聞くようになった印象がある。

(今回レポするのにとても参考にしたayumiさんのnote。構成とかかなり参考にさせてもらっています;)

かくゆう私も「ワーケーションしたい!」と思ったのは今年のお盆が過ぎてから。

正直gotoキャンペーンは時期尚早という思いがありつつ、先の見えない在宅中心の生活にじわじわとストレスが溜まっているのは家族も自分もだった。

そんな時星野リゾートが提案している「マイクロツーリズム」の話を聞いた。

特段旅好きでもないので、自分の住んでいる県と言えど行ったことがないところはたくさんある。

近場で一泊、いいじゃん!いきたい!

しかし現実は子供2人。混むかもしれない週末に行くのは大変だしリスクも高い。

いや〜でもほぼ出勤もなく平日は毎日自宅でパソコンに向き合い、子供の送迎と食材の買い物以外は外に出ていない、そんな日常から非日常へトリップしたい!

そして息子は9月8日で6歳の誕生日!

だったら子供と一緒に平日に行ってみようというお試し子連れワーケーションのレポです。

子連れワーケーション前提条件

・参加メンバー

私、夫(リモートモートワークができる仕事ではないので休暇)、子供2人、実母(急遽当日に帯同することに!これがめちゃくちゃありがたかった…)

・場所

選んだポイントは、県内、車で行けるところ。子供が飽きるので移動時間は1時間程度がベスト。

できれば和室、または1棟貸しなど。清潔感重視。

gotoキャンペーンを加味した上で目安は大人1人1万円くらいがいいな〜(蓋を開けて見たら大人3人+子供2人で約18000円+ポイント支払5000円だった。破格。)

非日常感が欲しいのでおしゃれなところがいい!

ワークはパブリックスペースにwifiがあればワークはなんとかなるだろう精神(速度・セキュリティは測れないので、wifiも繋がるよ〜くらいじゃなくてwifi推し!っぽいところを探した。感覚w)

この選択がまじで正しかった。最高だった理由は間違いなくロケーションのおかげである。

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・心構え

お試しなので「ワーク」はちょびっと。目的は家族との「バケーション」と割り切る

そもそも今回背中を押してくれたきっかけは上の子の6歳の誕生日!

また、緊急事態宣言下でwith子供との在宅ワークは通常通り仕事を進めるのは無理ゲー!と思ったので業務時間は含ませないと決めた。

移動や予期せぬ子供対応などを業務時間内にするというグレーなことをしたくないし、「今仕事の時間なの!」と子供に無駄にイライラしたくない。(がっつり仕事するのなら在宅で子供は保育園の方が効率いいもんw)

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↑2日目に行ったソレイユの丘

・スケジュール

【1日目】

15:00 初日はフレックスで業務時間終了、その時間に合わせて夫が子供を迎えに行き車で出発!
16:30 宿に到着。軽く一息ついてサクッと夕食へ
17:00 台風の影響による想定外の豪雨に予定より時間がかかってしまったものの葉山の美味しい海鮮をいただく

18:45 宿に戻ってきて急いで下の子をお風呂に入れる。母が入れてくれたので湯上がりキャッチをして先に部屋へ。上の子とお風呂からでてきた夫とバトンタッチして、パラレルキャリアのための講座へ。
19:00 THE MODERATORS & FACILITATORS講座を受講
22:00 講座終了、温泉に入る、お洒落空間で晩酌してリラックスタイム

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【2日目(有休)】

6:00 割といつもだけど上の子が早起き。まだみんな寝てるのでラウンジで仕事。
7:00 朝風呂に行ってから朝食
8:00 お部屋でまったり支度、荷物整理
9:30 出発
10:00~14:00 ソレイユの丘で水遊び・遊園地・公園など
15:00 帰宅・ゆっくりお茶しながらお誕生日ケーキを食べる

お気づきだろうか?出発から24時間で帰宅した。

これぞマイクロツーリズムの良さ。この短い時間に仕事・遊び・癒しがぎゅっと詰まっていたことが満足が高かった理由だと思う。

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ワーケーションそのものの感想

・仕事と日常がグラデーション的に混ざるという体験ができる

フリーランスの魅力は割と昔から「いつでもどこでも仕事ができる」ということだと思っている。

しかし今や会社員でも「どこでも仕事ができる」は普及しつつある現状。ただ雇用されている以上「いつでも」に関しては100%自由度があるわけではないし、逆に私は時間が決まっている方がメリハリがつけやすいとも感じている。

今回も本業の業務時間については含ませなかったが、フリーランス的に時間の制限がないパラレルキャリアと業務時間外に仕事のキャッチアップを行った。

人によっては「業務時間外に仕事なんてしたくない!」という人もいるかもしれないが、私的には以下のメリットがあった。

・非日常感でリフレッシュでき、かつ仕事が溜まっているー!という状況を作らないですむ

例えばお盆や週末あわせて休みを取れば、休みあけに仕事がこんもり溜まっているなんてことも少ないが、みんな休みということはどこに行っても人が多い状況に巻き込まれやすく、感染リスクも高くなる。

一方平日に有給をとって旅行に行くと人は少ないが、帰ってきたら休んだ分の仕事の遅れを取り戻さなければならない。

それがワーケーションであれば平日や自分の好きな時にバケーションし、かつワークも0ではない状況を作り出せるのでキャッチアップの時間を短縮することができる。まさに語源のごとくハイブリッドな働き方だった。

仕事か休みか、0か100かではない選択が魅力だなと体感した。

子連れワーケーションだと何が変わるか?

前途した通り、子供がいて仕事をするのは無理ゲーだ。だから、「ワーク」の間にローテーションで子供を見る、あるいは保育の役割を担う大人が必要だ。

今回私は実母という強いカードを持っていたが、なかなかその状況を全員が作り出すことは難しいと思う。

なので今度試して見たいのは友達家族と一緒に行ってみることと、ベビーシッターを依頼してみるというやり方だ。

友達家族と行ってローテーションで仕事をするのは子供人数+1でなくても、心強いフォーメーションだと思う。(ローテーションでワークしてみたい。ぜひ仲間をbosyuしています!笑)

業務時間をワーケーションで過ごすのであれば、ホテルの託児サービスやベビーシッターなどプロに保育をお願いして、仕事に打ち込むという方が良いだろう。

withコロナのワーケーションあるいは旅行は、近場旅行が前提。

つまり交通費が抑えられるため、同じ予算の中で子供の保育に関わる費用の捻出が可能になる。

ホテルに託児サービスがない場合も、Airbnbなどを利用すれば自宅に近い環境を用意できる。(場合によっては近場前提なので自宅で対応してもらったことがあるシッターさんにきてもらうことも可能なのでは。)

「ワーク」の間は子供から1歩離れる、「バケーション」は子供と思いっきり楽しむ。

ワーケーションの醍醐味はワークとバケーションのMIXだが、子供に関してはメリハリをつける方が、お互いハッピーな状態を作り出せると思う。

もちろん子供を預けて1人でリフレッシュに行くというのもありだが、「ワーク」中は子供離れて、「バケーション」は子供とシェアするというのがとてもよかった。

そして子供にとっても、遠くへ行かなくても非日常体験を経験させてあげることができるという発見でもあった。

まとめ

・ワーケーションの良さは、0か100かではなくワークとバケーションの美味しいとこどりであるということを、体感できた。

近場でも非日常空間を通したリフレッシュ体験ができ、次の日からの仕事がどっさり…やだよ〜と言うほど日常から離れないのがちょうど良い。

・「子連れ」の部分に関してはもっといろんなやり方を試してみてワークとバケーションの割合を試してみたい。

ワーク比率をあげるんだったら、マイクロツーリズムで交通費が浮いた分の費用を回す。
あるいは24時間でこれだけ充実感が得れたのだから、ワークは抑えて、子供との思い出を作るバケーションに傾いてもいい。

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(ここまで書いていてワーケーションというより、マイクロツーリズムが最高だったのでは…と思ってきた笑)

ただ、やってみてワーケーションもやり方次第で実現できそうと思えたので、子供がいるからワーケーションは無縁!…ではないかも?と思えたのは大きな収穫だった。

もっともっと色々なメソッドがあると思うので子連れワーケーションを今後も要チェック&トライアンドエラーと称してこの状況を少しでも楽しんでいきたいな。

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