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「三本ゆびが青空に届いた夏」あらすじ

幼なじみの3人が目指した、少年野球の全国大会。四番でサード、お調子者だけど気は優しいタカシ。いつも冷静沈着なキャッチャーのケンジ。そして、チームでただ一人の女の子、エースの明日香。

6年生、3人にとって最後の夏。雨の日に迎えた県大会決勝戦。「全国大会に行って、やり切った気持ちで野球をやめたいの」。県内の中学校に女子野球部はない。明日香の夢を叶えたいと、チーム一丸で試合に臨む。

緊迫した投手戦が続く中、強まる雨。キャッチャーのケンジが出したサインは、明日香のキメ球。バッターの膝元に落ちるように曲がるカーブだった。3人の想いをのせた最後の一球の結果は……?

野球に全てをかけた、男女3人の青春物語。


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