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光の無いトコロに虹が起こる様を想像する。 そこにある【無光虹】から 得た『影響』…

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光の無いトコロに虹が起こる様を想像する。 そこにある【無光虹】から 得た『影響』の備忘録。

マガジン

  • 娯楽の塵

    続けるか続けないかそれが問題だ。娯楽の塵を一つ一つ、意味の無さそうな対峙から何を出すか。

  • そのゴミは誰のゴミ?

    芸術というものに対して正直に向き合った先の表現。その表現を観て私は何を思う。

  • 修学院の家Ⅱ  リノベーションの軌跡

    1985年に高松伸氏設計のもと建てられた【修学院の家Ⅱ】が芸術運動の場【無光虹】へと生まれ変わって行く日々のキリトリと心情。

ストア

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    50g x 4 集落別 BEPOLITICAL SET

    エルダウトゥバ、ハヒマウ、ライメラ 各集落別の豆とコカマウ組合の豆、計4種を50gずつお試しいただけるBEPOLITICAL SET。 香りや甘味、共通に持つ風味とは別にそれぞれの豆の持つ際立ちをお楽しみください。 * できるだけ鮮度を落とさない為にも豆のままでの購入をおすすめしますが挽き売りも行っております。ご希望の方は備考欄にてお知らせください。 ** コーヒー豆の袋には酸化を防ぐため焙煎後に豆から出る炭酸ガスを外に出す加工が施されていますが、外気の侵入を防ぐことはできませんので未開封であってもキャニスターなどの密閉容器に入れて保存されることをおすすめします。 開封後も密閉容器で保存し、できるだけお早めにお飲みください。 *** ご注文確定後、一番早い焙煎日当日の出荷となるよう努めておりますが、少量焙煎につき注文数によってはお手元に届くまで1週間~の日数を要することもございます。大幅に遅れる場合には別途ご連絡を差し上げますので、ご理解のほど宜しくお願い致します。 ■Roast Grade■ Full City Plus (中深~深) ■Varietal■ Arabusta - Hybrid de Timor ■Growing Condition■ Shadegrown ■Altitude■ 1200M - 1500M ■Process■ Hand picked, Washed, Sundried, Hand sorted
    1,400円
    BEPOLITICAL
  • 商品の画像

    100g x 2 集落別 BEPOLITICAL SET ( 組み合わせ自由)

    COCAMAU, ERDAUTUBA, HAHIMAU, RAIMERA の中からお好きな組み合わせを選んで備考欄にてご指定下さい。 ご希望の組み合わせにて発送させていただきます。 (例) COCAMAU と COCAMAU (例) COCAMAU と RAIMERA など。 100g入り2袋の販売となります。 * できるだけ鮮度を落とさない為にも豆のままでの購入をおすすめしますが挽き売りも行っております。ご希望の方は備考欄にてお知らせください。 ** コーヒー豆の袋には酸化を防ぐため焙煎後に豆から出る炭酸ガスを外に出す加工が施されていますが、外気の侵入を防ぐことはできませんので未開封であってもキャニスターなどの密閉容器に入れて保存されることをおすすめします。 開封後も密閉容器で保存し、できるだけお早めにお飲みください。 *** ご注文確定後、一番早い焙煎日当日の出荷となるよう努めておりますが、少量焙煎につき注文数によってはお手元に届くまで1週間~の日数を要することもございます。大幅に遅れる場合には別途ご連絡を差し上げますので、ご理解のほど宜しくお願い致します。 ■Roast Grade■ Full City Plus (中深~深) ■Varietal■ Arabusta - Hybrid de Timor ■Growing Condition■ Shadegrown ■Altitude■ 1200M - 1500M ■Process■ Hand picked, Washed, Sundried, Hand sorted
    1,400円
    BEPOLITICAL

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固定された記事

始まりのとき #1(そのゴミは誰のゴミ)

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【娯楽の塵】COFFEEの類

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【娯楽の塵】オレンジジュースの類

1974年 小野田少尉帰国  このゴミを捨てた人が娯楽を満喫(おそらく)していた日、ある一人の日本兵がフィリピンから帰国した。彼は1945年終戦の後、日本の戦いはまだ終…

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あとがき #27(そのゴミは誰のゴミ)

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腕を掴んで #26(そのゴミは誰のゴミ)

2023年10月  1年が経ち、100回が過ぎた。 遠くに見ていた蜃気楼は蜃気楼で 救済者も夢想家もそこには居なかった。 自由があり 介入のない孤独があり 希望を持ち 絶望…

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畏怖と空 #25(そのゴミは誰のゴミ)

2023年9月 気付けば90回を過ぎていた。 回数を気にしていたわけでは無いけれど 私はふと、我に返るとでも言おうか ひょっとして100回を過ぎてしまったのではないかと そう…

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愛着 #23 (そのゴミは誰のゴミ)

2023年 7月 愛着という言葉が 正しいのか分からない。 増え続ける缶は 徐々に丘のように成し 目の中でやけにしっくりとした もうそこに当然あるもののごとき様。 夜だ…

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誠実に投げる #21(そのゴミは誰のゴミ

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大きくみつめる #20(そのゴミは誰のゴミ)

2023年 4月。 半年が過ぎて君、何を思う。 こみ上げるのは苦々しさか それとも清々しさか。 その答えに 囚われているのは私で 男ではない。 何度でも同じ質問に答え も…

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2023年 4月。 週に2日のペースで男の行動は再開している。 何故ならまだ 捨て置けぬのである。 いや、捨て置け無いから続けるのではない。 義務感で続けるのではない。 …

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孤独と心 #18(そのゴミは誰のゴミ)

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反応 #17(そのゴミは誰のゴミ)

2023年1月。 プロジェクト開始から3ヶ月経過。 反応を反芻する。 通り過ぎていく目撃者のそれぞれの反応。 喜怒哀楽で言うところの『喜』 喜怒哀楽で言うところの『怒』…

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始まりのとき #1(そのゴミは誰のゴミ)

始まりのとき #1(そのゴミは誰のゴミ)

とある山に
50年以上放置されたままの
大量のゴミがあります。
登山者のポイ捨てや産廃業者の不法投棄といった類いのゴミではなく、
山のレジャーを楽しんだ人がゴミ箱に捨てたゴミ。
レジャー施設を運営していた人が出したゴミ。

何年も何年も捨てられ続けて、何年も何年も放置され、落ち葉が積もり、ゴミの地層が出来上がってしまったのです。

それを目の当たりにした1人の人間が
何でこんなことになっているんだ

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【娯楽の塵】炭酸の類

【娯楽の塵】炭酸の類

1968年
文化庁発足

手間とひま、「ため」の自己犠牲が育てた文化が
失くなろうとしている

綺麗な言葉で繕わなくていい

正直に
仕事ですと

ただ一言
仕事ですと言ってくれた方が
まだマシです

銭集めに躍起になって
分からなくなった
守る意味

伝えるの本質

あなたまでそっち側に行ったら
もう守りたい文化は消えてなくなり
守ってきた文化が歪んでいく
ヤラセ満載の伝言ゲームがより巧妙になっ

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【娯楽の塵】COFFEEの類

【娯楽の塵】COFFEEの類

1985年
スーパーマリオブラザーズ発売

 このゴミが山の斜面でたいして分解もされず五十年近く放置されている間、綺羅星の如く世に生まれたこの兄弟は絶えず人々に愛されて来た。この兄弟のいいところは深くないところにある。勧善懲悪、敵か味方か、考える間もなく死んで、またケロリと生き返る。深くないのがいい。娯楽なのだから。

 娯楽。特別な知識が無くても、優れた体力や技術が無くても、深く考えなくてもそれ

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【娯楽の塵】オレンジジュースの類

【娯楽の塵】オレンジジュースの類

1974年
小野田少尉帰国

 このゴミを捨てた人が娯楽を満喫(おそらく)していた日、ある一人の日本兵がフィリピンから帰国した。彼は1945年終戦の後、日本の戦いはまだ終わっていないと信じ、任務解除命令を受けるまでフィリピンのジャングルに潜伏していた。29年もの間。

 一体どうしてそんなことが起こり得たのか。書籍や映像、当時を語る記事があり、検索すれば何があったのか知ることはできる。戦争がまだ続

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【娯楽の塵】

【娯楽の塵】

【継続と結果】
 続けることと辞めることについてしばしば考えることがある。続けている時は「いつか報われる日が来る」と思っているし、辞めた後は「辞めて正解」と思う。一体どちらを良しとしているのか、私の脳は都合の良いように働いているなとそこだけははっきりしている。

 昨年末、まあまあ続けて来たことを案外スッパリと辞めてしまった。「辞めてしまった」と言っているのだから辞めたことを後悔しているのだなと言

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あとがき #27(そのゴミは誰のゴミ)

あとがき #27(そのゴミは誰のゴミ)

 過去を振り返る作業はとても難しい。昨日より今日、今日より明日の考えが進化していると思い込み、どうしても今の想いを吐露したくなって、一足飛びに記事を書き上げてしまいたくなる。
この先を生きていく上で何か大事な「捉え方」の発見が要所要所でなされてきたはずで、落とし物の回収はまだ終わっていないのに「今」の会話が気になって進まない。そんな時は自分の頭を静かに落ち着かせ、山積みの缶のただ一点を見るともなく

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腕を掴んで #26(そのゴミは誰のゴミ)

腕を掴んで #26(そのゴミは誰のゴミ)

2023年10月 

1年が経ち、100回が過ぎた。

遠くに見ていた蜃気楼は蜃気楼で

救済者も夢想家もそこには居なかった。

自由があり
介入のない孤独があり
希望を持ち
絶望があった。

後悔は無く
探求する命が尽きることは無い。

この表現の前と後
それはどこまで続いても知る前と知った後。
その中心に芸術を知る男がいた。

芸術はしっかりと私の腕を掴んで、その存在を伝えた。この感触を忘れる

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畏怖と空 #25(そのゴミは誰のゴミ)

畏怖と空 #25(そのゴミは誰のゴミ)

2023年9月

気付けば90回を過ぎていた。
回数を気にしていたわけでは無いけれど
私はふと、我に返るとでも言おうか
ひょっとして100回を過ぎてしまったのではないかと
そうであったなら
しまった、と。

始まりの日から数ヶ月は意識していた。
何か私の中でそれが当たり前になるまでは。
一部になるまでは。
覚悟だろうか。

いつの間にか
私はそれに慣れてしまって
特別な1日がいつもの1日に変わり

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説明書きは無い #24 (そのゴミは誰のゴミ)

説明書きは無い #24 (そのゴミは誰のゴミ)

気にしていないと男は言う。

ギッシリと積まれた缶の山は
時間をかけて慎重に積み上げられたように
しっかりと接着されたように
折り重なり支え合う。

アプローチからエントランスへ
真っ直ぐに伸びる線

男が手直しするとすれば
そのラインのみ。

山積みの缶は
ただ無造作に放たれている。

説明書きは無い。

人々はみな
各々の日々を持って生きる。
同じ時間 同じ状況が目の前に広がっていても
同じ目

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愛着 #23 (そのゴミは誰のゴミ)

愛着 #23 (そのゴミは誰のゴミ)

2023年 7月

愛着という言葉が
正しいのか分からない。

増え続ける缶は
徐々に丘のように成し
目の中でやけにしっくりとした
もうそこに当然あるもののごとき様。

夜だからいくらか綺麗に見えたり
雪だからいくらか綺麗に見えたり
雨だからいくらか綺麗に見えたり
晴れだからいくらか綺麗に見えたり

美しく見える理由を
探そうとしていた日々は過ぎ

ここにいる自分と
ここにあるゴミと
ここにある芸

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世間という矯正 #22(そのゴミは誰のゴミ)

世間という矯正 #22(そのゴミは誰のゴミ)

男は
芸術と向き合う時
世間という矯正を外している。

より強く未来を感じる方へ
伸びたいように伸びていく。

だから
曲がって見えるのだろう。
それは
曲がっている と
評価される。

山に入ると
たくさんの木があり
たくさんの木が曲がっている。

何かに矯正されなくても
思うように
生きるために伸びる。

その姿形がただ美しいと
人の心を打つときもあれば

商品にならないと
見向きもされないと

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誠実に投げる #21(そのゴミは誰のゴミ

誠実に投げる #21(そのゴミは誰のゴミ

受け取る相手も得ず
投げる。

いろいろな事が気になりはしないか。

投げる様や
投げるものの状態や
投げた後のことや
投げるために使う力や体。

自分を守りたくはならないか。

受け取る相手がいて
投げる。

もしくは
投げた後のことが想像できて
投げる。

または
投げずにはいられない理由を纏った衝動が
投げる行為を許す。

投げようか
投げまいか。

思惑と行動の間に
果てしない距離がある。

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大きくみつめる #20(そのゴミは誰のゴミ)

大きくみつめる #20(そのゴミは誰のゴミ)

2023年 4月。

半年が過ぎて君、何を思う。
こみ上げるのは苦々しさか
それとも清々しさか。

その答えに
囚われているのは私で
男ではない。

何度でも同じ質問に答え
もしかしての光を探す男。

時間稼ぎの質問をして
同じ答えにしか辿り着けない私。

広がりと収縮。

創造の瞬間に
その目はどこを見ているのか。
生み出した手を何度も何度も見つめ
下を向いたまま笑う。

それとも

創造の姿形

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非常識 #19(そのゴミは誰のゴミ)

非常識 #19(そのゴミは誰のゴミ)

2023年 4月。

週に2日のペースで男の行動は再開している。
何故ならまだ
捨て置けぬのである。

いや、捨て置け無いから続けるのではない。
義務感で続けるのではない。

始まっているのだから
終わりまで続く
ただそれだけ。

終わることには違いないが
終わりを決めてはいない。

自分を取り巻く状況を想像して終わりを描いても
そこには少しの真実も無い。

想像ができる物事は所詮想像できるもの。

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孤独と心 #18(そのゴミは誰のゴミ)

孤独と心 #18(そのゴミは誰のゴミ)

ごく僅かな優しい反応に身を委ねると
一時は気分がいい。
広い世界の中で
ひとりではないと思える。

でもすぐに
それでいいのかという問いが
頭をもたげて
せっかくの和くて温かい空気を
掴んでは別の場所へ放り去る。

思考はまたクリアに
そこにある譲れない心を冷静に育て始める。

外に目をやれば物言わぬ缶の群
缶の数が増えるほど
人の心が離れていくようで
でも自分の心は成長していく。

孤独であるこ

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反応 #17(そのゴミは誰のゴミ)

反応 #17(そのゴミは誰のゴミ)

2023年1月。
プロジェクト開始から3ヶ月経過。

反応を反芻する。

通り過ぎていく目撃者のそれぞれの反応。

喜怒哀楽で言うところの『喜』
喜怒哀楽で言うところの『怒』

驚き、
不思議がり、
理由を知りたくなって、
背景を求め、
それを得、
個々の感情が喚起され行き着く喜。
または同じ工程を経て喚起される怒。

どちらもいい。

目には見えなくてもいい。
その反応があったかどうか知らなくて

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