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母の思い出

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大好きだった母の思い出です。誰かに読んでもらわなくてもいのです。私の心の安定と記憶として書いています
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2020年12月の記事一覧

墓まで完璧に秘密を持っていった母

母が亡くなって二ヶ月も過ぎました。 ようやく銀行などの手続きも終わってやれやれと思った頃、ある銀行から連絡がありました。 母名義の口座がもうひとつあるというのです。 かなりまとまった金額でした。 父はもちろん家族誰も知りませんでしたし、母も何も言わなかったし、家に通帳もありませんでした。 「オレに黙って貯めてた金だな」と父は拗ねていましたが、私はもしかしたら・・・とある仮説を立てました。 妄想とでもいいますか(笑) 母は勤めていたとはいえ、学生時代の私や弟に仕送

全部袖が短くなっている母の服

二ヶ月前に亡くなった母の服を整理し始めました。 母が着ていたものはそれぞれに思い出があり、片付けているといまだに涙が出てくるので全部終わるのは半年くらい先になるでしょうか・・・ 母とはサイズが大体同じなので、トップスは私も着られるものがけっこうあるんです。 それで何枚かタートルネックのシャツをもらって着ているんですが、思わず笑ってしまうことがありました。 全部袖が短いんです。 みると袖を3〜5センチくらい内側に折って縫い付けてあります。 はは〜ん、いつも「市販の服

母の日記、服、そして年賀欠礼ハガキ

母が亡くなってもうすぐ2ヶ月。 だいぶ生活は落ち着いてきましたが、残った父の心配や遺品の整理などもあり来年くらいまでは何かとかかりそうです。 母との思い出を思い出すと絶対涙が出るので、しばらくは思い出さないようにしています。 まだ悲しすぎるからです。 母は筆まめな人でしたからずっと書いていた日記もあるのですが、まだ見る気になれません。 ずっと机の引き出しに入ったままです。 母の服は私と年代が合わないため処分しようかと思いましたが、10年くらい前に着ていたものは意外