初めての第二外国語(1)

この年齢になって語学を学び始めると色々発見があります。私は大学で外国語を学ばなかったので今初めて第二外国語を学んでいるのですが、学生の頃には語学に興味が無かったのです。

ドイツ語を学び始めたのが去年の4月末ごろ、一年後にドイツに移り住むことを決めた頃でした。私はNHKのラジオドイツ語講座と公文式教室で学びました。ラジオはアプリがあって番組が一週間聴き放題でした。聴き始めたころが月末で書店にテキストが無く、とにかくスキットを何度も聞いて繰り返し発音できるようにしていました。そして初めての言語で予備知識が全く無かったので、ラジオのスキットは全文覚えて早く単語などを自分のものにしようとしました。

5月からはテキストも買い、とにかくスキットを聴いてそらで言えるように覚えました(一週間という期限があったのも良かったことでした)。公文式教室に通い始めてからも貰った音声教材を繰り返し聴き、一文を何も見ないで正確に繰り返せるまで練習しました。

半年経ってラジオの一講座が終わるときには感慨深いものがありました。講師の女性が「今回が最後のスキットです。とうとうここまで辿り着きましたねえ。」と言ったとき本当にそうだと思ったのをよく覚えています。スキット全文を覚えるのはなかなか大変だったのです。ただドイツ語は私には綴りが易しく発音するのも面白かったので勉強は楽しいものでした。そういう面白さが外国語にあると学生の頃にはわからなかったのでした。

この方法でゼロだった知識も少しづつ増えていって最近ようやく少しはドイツ語が話せると思えるようになりました。次回語学学校のことなど続きを書こうと思います。

当時聴いていたラジオのテキスト、最終回。

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