![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/145645421/rectangle_large_type_2_6f1d6dffc8d4e900337e4d1394fbd6cb.jpeg?width=800)
ギャップは常に存在する(KOGADOの冒険ワークショップ vol.52)
北川:
ちょっと教えて欲しいんだけど。
西川:
はい?なんです?
北川:
PDしかりワンタクしかり、戦場に女性が出るっていう表現あるでしょ。あれって何故なんだろうね。
肉体的な戦いの場というのは、一般的に男性の方が有利だし向いていると思われるだろうし、人類の史実でもそういうケースが多いような気がするんだけど、なぜコンテンツ業界では女性が戦場にってなるのかなって思って。
西川:
やってることが同じなら、女の子のほうがかわいいから、だけじゃないんでしょうか?
『ゆるキャン△』『ヤマノススメ』『NewGame』と、男性の趣味と「思われがち」なものを女の子にやらせる漫画とか多いですし。
北川:
違和感とか、ギャップとか、意外性とか、そういうこと?
西川:
ギャップというと「女の子があんまりやらないようなことを、かわいい女の子が!?」っていうことですよね。
個人的には、同じ事やってるなら女の子のほうが見ていてかわいいし嬉しい、くらいですけど。某狩りゲーであえて女性キャラを使うような。
海外のゲームって、戦う場合はたいていガチムチの男になりますけど、日本だとイケメン、細マッチョすらなくて、もっとスマートなキャラが多いですよね。
北川:
そうだね。
西川:
わざわざ現実的にするよりも、見ていて麗しいほうが合ってるのではないかと。
北川:
というか、自分で「コンテンツ業界では」って言ったあとに気づいたよw
ギャップに「夢」を乗せているんだな。
西川:
かわいいだけが価値ではありませんが、そのキャラがもってる価値に、プラスしてかわいいがあればさらにお得! みたいな。
あとは、パワードールみたいな硬派なゲームシステムに、それに見合う軍人のガチムチおっさんだらけの絵面になると、結構キツいのではないかと(※個人の感想です
北川:
火木ちゃんみたいに、可愛い女の子が好きな女の子もいるしね。
北川:
あ、そうだ、西川さんが推しを選ぶ時のフィルターってなんかあるの?
火木ちゃんは「小生意気」だそうだよ。
西川:
フィルター?属性とかそういうことですか?
北川:
そうそう。選びがちな属性?
西川:
ギャップがあるキャラクターは好きですね、どっちに振れてても。「●●だけど▼▼」みたいな。
北川:
可視化されている情報は、どうでもいいってこと?
西川:
あ、凜々しいのが男女ともに好きです。かわいい系ときれい系だったらきれい系。
北川:
へー。
西川:
かわいい見た目で、裏では……みたいなのは好きですが、見た目の第一印象だけなら、凜としたキャラが好きだと思います。
北川:
ボーイッシュとは違うんだよね?
西川:
あー、それも好きです。
北川:
女の子だけど男の子っぽいも、ギャップか。
西川:
ユメミの3ヒロインなら断然、歩派ですね。
北川:
歩はさ、属性一杯もってるからw
西川:
運動部、ポニーテール、ボクっ娘……確かに。
北川:
属性の話に戻すと、弓道部とか?
西川:
それは大好きです!
あとわかりやすいところでいうと風紀委員長とか?
生徒会長? ……はちょっと違うか。
北川:
違うんだw
髪型で言うと黒髪ロング?
西川:
あー、それもちょっと違うかもしれません。
髪型だけでいえば、ロングよりショートのほうが今は好きですね。
髪の色は、色々なコンテンツで緑とか紫とかピンクとか出てきていて、それが不自然には感じられないくらいになってるので、そこも実はあまり……。
ただ、凜とした女性キャラって黒か銀なことが多いので、好きなキャラに黒髪は確かに多いかも。
北川:
月奈と琴瀬だと?
西川:
あ、それは月奈ですね、裏が色々あって好きなキャラです。
北川:
ゆリマスでいうと?
西川:
こころかマリーですね。
北川:
身内びいきだな。
(※マリーのシナリオは、西川さんが担当)
西川:
やっぱり自分で書いてるキャラはかわいいですよね。好きになっちゃう、というか、少なくとも絶対に自分が好きになるように書いてますので。
北川:
あーそうなのか。しかしライターにしかできないことだねそれ。みんなそうなのかな、竹内さんとかも。
西川:
有名な某作家さんとかでも、ヒロインは毎回似たようなキャラになる人はいますしね。
北川:
まあ自然と、筆が進んじゃうのか。
西川:
竹内さんは、ナノカすごく好きでしょうねw カルはちょっと違ったヒロイン像だな、とは思いました。アマネカは結構ナノカ寄りですしね。
北川:
天才が好きなのかなって思ってたよ。
西川:
あー、天才属性ですか。そういわれると確かに。そういえばパルフェよりもレネットのほうが好きそうでした。
北川:
サキも天才系として描かれてたしって、あれ作ったのは竹内さんじゃないか。
西川:
天才だけど泥臭い努力も厭わない、みたいなキャラが好きなのかもしれませんね。サキも、もし私が書いてたとしたら、もっと裏があるキャラになってたでしょうし、そういう意味では結構竹内さんの好みもちゃんと反映されてると思います。
北川:
努力するけど努力を苦に思っていないみたいな感じ。というかそれが天才なのかもしれないけどw
西川:
そういえば、向坂さんはかわいい系好きそうですね。ほんわかしたキャラというか、純粋にかわいいキャラ。
北川:
そうね。歴代主人公はみんなそんな感じだね。
西川:
百合小説を書いてるからかもしれませんが、主人公が一番のヒロインみたいな。
北川:
あすかとか、あいとか。いわゆる主人公的空虚感はないよね。
西川:
こう考えてみると、やっぱり結構ライターの好みは滲み出ますね……いろんなところに。
北川:
でるね、だからそれを見越して複数ライターで取り組むと、……胸やけするくらい濃い味になるのかも?
西川:
作品内の基本コンセプトはありつつも、バリエーションが自然に出てくる、みたいな。
北川:
ライターさんは得意キャラクターってのを明確にタグ付けしたほうがいいってことだ。
作品全体でいったら、あるんだろうけどね、「鬱シナリオなら西川」とか。あまり鬱シナリオ専門って印象もないけど。
西川:
そんなに鬱ではないんですが、ダウナー系ではあると思います。竹内さんや向坂さんをアッパー系だとするなら。
北川:
ギャグとかすごい避けるもんねw 西川さん。
西川:
どう頑張ってもシュール系ですね。
北川:
ギャグ任せてください!!ってのもちょっと怖さあるけどね
まあ、そんな感じですかね、今回はw
西川:
とりとめがなくなっちゃいましたが、それもまたBWSということで
北川:
そうねw ありがとうございました。
西川:
こちらこそ、ありがとうございました。
今回はとりわけ個人の見解と認知のバイアスが多分に含まれておりますので、ご了承ください。
ちなみに私は、一周回って「幼馴染」「どセンターヒロイン」を選びがちです。
今週はこの辺で。
また次回。
※「KOGADOの冒険ワークショップ」では、ソフトウェア開発部の北川がその時思いついた事柄を駄文にしたためております。取り上げて欲しい事柄などありましたらお気軽にリクエストください。
コメント欄、またはTwitterメンション、DM、またはユーザーサポートメールまでどうぞ。
頂いたサポートのおかげで、明日も工画堂文庫を開店できます。