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たまにでる突拍子もない行動にまだ慣れません(KOGADOの冒険ワークショップ vol.23 金曜日にマルチタレント水曜日の巻)

北川:
 お疲れ様です。BWSです。取材させてください。

水曜:
 了解です( ・ω・ ) あ、録画でやるんですね、なるほど。(注:今回はGoogle Meetで会話をしてそれを録画して文字おこしをしているのです)

北川:
 そうそう、可能な限りね、おしゃべりでやりたいと思ってて。

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今日のゲスト:すいすい水曜日(本名は非公開)
社歴3年目のマーケッター、兼R&D、兼広報、兼コンテンツプロデューサー、兼プロマネ、兼ラジオDJ。Twitter(X)では水曜担当、工画堂AMAという「スペース」では、ほぼメインパーソナリティとほんとにマルチに活躍なマーケ部のオールラウンダー。
「仕事ってのはできる人のところに集まるもんなんだよ」と私も若いころよく社長に言われたな。騙されるなよ。
好物は岐阜の某栗きんとん(美味しいのはもちろん、口の中の水分が全部持っていかれる感じが面白楽しい!とのこと)。趣味は海。
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水曜:
 もうすこしあとのターンかと思ってたんですけどね。

北川:
 いやターンどころか、ほぼトリですよ。

水曜:
 あれ?そうでしたっけ? じゃあ、これ終わっちゃったら大変ですね。

北川:
 まあ二周目まわってもいいし。


興味津々

北川:
 最近どんな感じすかね?

水曜:
 ぼちぼちですね( ・ω・ )

北川:
 もうちょっと具体的に!

水曜:
 新しいこととかちょこちょこやったり、始めたりはしてるんですが、あまりここで言っても大丈夫なことが無くて。ほんとぼちぼちくらいしか言いようがないんですよね、ほんとはいろいろ話したりしたいものの。。。

北川:
 まあいろんな関係からねw
 水曜ちゃんて、何年目だっけ?

水曜:
 3年目です、まる2年と半年くらい?

北川:
 まだそんなもんなんだ??まだというか、もうというか。
 やってきた事で思い出深いものといったらなんですかね。

水曜:
 なんだろうな、これって言うのが思いつかないですね、なんだかんだでグッズ制作にも関わるし、コンテンツにも関わるし。
商品化というか、プロダクトデザインというんでしょうかね?そういうのにはやっぱり興味があるし楽しかったです(*・ω・*)


水曜:
 話が若干それるんですが、最近の興味があることとしては、れいなちゃん※ですかね。一番面白いです。
 彼女は新卒で入社してきて、まっさらな彼女がどうなっていくのかっていうのに興味があります。私は中途採用なので社会人経験もあって新人ってことはないんで。。。

北川:
 あれ?前職とかでも新人さんとか部下とか教育とかあったんじゃないの?

水曜:
 もともとそういう面倒をみるみたいのは好きなのかもしれないですけど、前の職場ではたまたまなのか新卒の新人が直下にいなかったんですよね。 あと、業務が個人で完結するような動きだったってのもあったかもしれないです。グループで動く感じじゃなかったんですよね。

北川:
 なるほど。
 あと、れいなちゃんが愛されキャラであるってのは、あるよねw

水曜:
 そうですね、それは大きいですね(笑) それと、年齢的に程よく離れてるってのもあるかなと。

北川:
 そのれいなちゃんとの関係で、なにか気づきとかあった? よく部下を持つことで腹落ちすることとかがあるとかいうしさ。

水曜:
 うーん、気づきではないんですけど。やっぱり「強火の人たち」って面白いなって改めて感じますね(笑)

北川:
 ああ(注:何かに熱心に打ち込む、強めのオタクさんのことを指しているようですw)

水曜:
 SNSとかで見かけることはありますけど、生で話をすると面白いですね。私に最近、熱心に打ち込む何かがないからなおさらというか。
 少し前まで一緒に働いてたYさんもちゃんとオタク感覚を持っている人ではあったんですけど、種類?がまた少し違って。バランスよく平均的で、その世代の人たちがどんなことに興味を持つのかという感じで、勝手に参考にさせてもらったりしてました。一方、金曜くんとかれいなちゃんは、なんというか、年齢とか世代を超えた……

北川:
 わかる

水曜:
 身を亡ぼすまで何かに打ち込む、みたいな気概というかそういうものが

北川:
 正しい、オールドスクールなオタク道だよね。これもちろん褒めてるよ。


0→1の世界

北川:
 モノを作って販売計画を立ててというのが好きだし得意だってことだったんで、グッズもコンテンツも規模の差があっても同じかなと思って、プロマネやってみては?って振ってみたりしたんだけど、

水曜:
 はいはい

北川:
 やってみて、今もやってもらってるけど、どうでした?

水曜:
 全然違いますね、まったく別物です。
 グッズとかは、すでに世界観とかが定義されてて、そのルールの上でどんなものがいいかを考える。制約が最初からあるんですよね。ゼロからのコンテンツにはそれがない、それを作るところから始めるので。

北川:
 うんうん

水曜:
 コンテンツ制作って、発起人の方たちに確固たる想いや信念みたいなものがないと作れないですよね。そこに対してどのくらい関与するのかというのがちょっと分からなくて。いい塩梅が。

北川:
 なるほどね。0→1か、1→10かの違い。
 
水曜:
 グッズとかの方が、うまくいくかどうか、売れるか売れないかの答えが分かりやすいんですよね、だから判断もしやすいし意見も出しやすい。コンテンツになると、マーケティングから導き出される良し悪しの予測だけでは、作れないんだろうと思っていて。世のゲーム会社さんはこのあたりのバランス取りをどうしてるんだろうって、聞いてみたいですね(笑)

北川:
 根拠なき熱に対して、丸腰でぶつかっていくのはちょっと難しいってこと、かなw 丸腰ってのは、そのクリエイターの熱源になっている経験や知識と真っ向勝負するには、水曜ちゃんの武装がまだ脆弱すぎるという感じ?

水曜:
 そう、ですかね(笑)どうなんだろう。

北川:
 んでも結構俺からしたら、水曜ちゃんは頑固というか、譲らない信念みたいのを持ってるって印象あるけどな。

水曜:
 え?どのあたりでですか??

北川:
 結構あるよ。俺何度か言ったことあるよね「俺はあまりいいと思わないけど、そこまで言うならやってみましょう」みたいなことw

水曜:
 ああ、結構ありますね(笑)

北川:
 頑固と頑固がぶつかるのは危ないって、感じてるとか?

水曜:
 そうですね……あんまりそう見えてないかもですが、元来バチバチやりあうとかいうのは好きじゃなくて、北川さんが先に「やってみたら?」って言ってくれるから、じゃあやってみよう!と行動に移してるつもりです(笑)
 頑固だって見えるのは、わりと意見を主張する時は初期からその理由や根拠みたいなものを用意しているからじゃないかな~と

北川:
 そうだね

水曜:
 論理的な判断ができるように、いろいろ情報を用意したうえでジャッジして欲しいなって思うので

北川:
 ふむ。それはなんで?「やりたいからです!」じゃあだめでしょ?って思う?

水曜:
 そうですね。やりたいからの先の「なぜ」がないと。やりたいのは、それをやることでお客さんが喜ぶんじゃないか、とか、売れるんじゃないか儲かるんじゃないか、がないと。自分がやりたいだけでやるっていうのは、目的が違っちゃってないかってことです、かね。
 そのためにも、なるべく指標となるデータなんかを用意してから決めたいと思ってます。

北川:
 マーケティングからイノベーションは生まれないとかいうじゃない?過去のデータから未来予測はできないとか。「ヒラメキ派」の人ってそういうことよく言うじゃない?それには同調できない?

水曜:
 いや、実はそんなこともなくて。
 最近の気になることとして、いろんなところで発言しているんですけど、「御名前主張たおる」あるじゃないですか。

(注:オムニショップの新作グッズ、マフラータオルにキャラクターの名前がシンプルに書いてあるアイテム。「名前」そのままを愛せるよう、表記にこだわっているらしい。)

 あれを最初聞いた時に、「んーーー???????(え?これ欲しいものなのかな)」って思って、同調とかはなかったんです。だから私個人の中ではあれは閃きでありイノベーションだったんですよ。

北川:
 水曜ちゃんの中にはなかったものだからね

水曜:
 「(そんなものは聞いたことが無いぞ?)」って思って、何度も確認をれいなちゃんにしたんです。
 「グループ名とかじゃないんだよね?」「作品名とかタイトルでもないんだよね?」「名前なの?イラストはなし?」「じゃあ可愛らしくデザインして?え?明朝体がいいの?」って感じで。

北川:
 ほんとね、あれ、なんなんだろうね。

水曜:
 商品化の前に検索して市場調査すると、出ては来るんです、スポーツ選手の名前とか、女性アイドルさんの名前とかが書かれた応援グッズの類は。でもキャラクターコンテンツでは、そういうものはなくて。

北川:
 そうなの?じゃあ、世界初??

水曜:
 たぶん、世界初です。だから発明だし、イノベーションなんです。

北川:
 ははw

水曜:
 最初は私も、「世の中にないってのは分かったしそれは発明かもしれないけど、もしかしたら需要が単にないから、いらないから、なかっただけかもしれないよ」って言ってたんです。

北川:
 でも反響は、いいんだよね?

水曜:
 いいですね(笑)

北川:
 やはり発明だったwww
 なんかそういう横スライドの展開っていいよね、そういう考え方、結構好き。特定ジャンルで成立しているスキームを丸ごと別のところに移植するみたいな考え方。

水曜:
 ありますよね。

北川:
 普段からきょろきょろしてると、ひょんなことでつながる、あの気持ちよさというか。
 でもさ、あれ反響あったからいいけど、ズルッズルに滑ってた可能性だってあったろうしね、生存者バイアスだよね。

水曜:
 そうですね、可能性ありますね(笑)
 で、名前のタオルだけだと、ちょっと尖りすぎてて耐えられなかったので、ホログラムの缶バッジをつけようって提案して(笑)

北川:
 精神の安定のためにw

水曜:
 少しでもリスクを減らすために、値段とか、ちょっと個人的には厳しいなって感じたので。
 れいなちゃんは「ホログラム缶バッジがさらに付くなら、そのほうがオトク!」「キラキラ可愛い!」みたいに納得してくれたみたいです(笑)

北川:
 おもしろいね、このギャップとすれ違いが。

水曜:
 で、話を戻すと、発見やイノベーションであってもマーケティング調査は必要でしょう、ってことです。調査、考察、検討です。
 私の中ではその工程がないとだめだと思うので、単に「やりたいです!」だけで、頑固に主張しているわけではないんですってことですね(笑)


パーソナリティへの道

北川:
 あれはどうですか?自然と担当みたいになっているAMAは。

水曜:
 あー、あれは、楽しくやってます。普通に、自然に。
 ずっとラジオが好きで聞いていたんで、なんか自然な感じです。

北川:
 最近も?

水曜:
 最近はあまり聞かなくなっちゃいましたね。話題になってることとかをradikoとか後追いで聞いたりするくらいですかね。
 前も言ったと思いますけど、私、所謂ガチな感じではなかったんですけど、ハガキ職人だったんですよ。

北川:
 あーそうだった。なんか特定の局とかあったの?

水曜:
 FM徳島ですね

北川:
 FMだったんだ

水曜:
 ですね。あと、当時はメールも一般的になってきてたものの、私はなかなか携帯を持たせてもらえなくて。だから、ファックスを送ってました(笑)

北川:
 ファックスwww ラジオは何で聞いてたの?

水曜:
 CDMDコンポです(笑)

北川:
 ああ、いい感じだ。ラジオはやっぱりラジカセで聞かないと。カセットじゃないか。

水曜:
 それで、いいなと思った曲とかをMDで……

北川:
 録音してねw

水曜:
 そうです(笑) そこからの流れで、パーソナリティーさんやDJさんにメッセージ読んでもらいたい、この曲を流してもらいたいって思うようになって、ファックスを送るようになりました。そういう背景があるというのもあって、今、AMAでお便りをもらったりしてお話させてもらってるのは楽しいですね。

北川:
 ラジオって情報量が適当でいいよね。ちょうどいい。


ポイズン!

北川:
 じゃあ読者と、AMAの視聴者の方にメッセージを。

水曜:
 うーん、難しいですね、ほんとに。。。

北川:
 どの辺が??

水曜:
 いつものAMAの締め方みたいに「いろいろ動いてるんで~」みたいなのは、面白くないというか、よくないかなと思うんですよね。

北川:
 ああ「なにもったいつけてんだよ」みたいな?

水曜:
 そうですそうです。ただ、ほんとに言えることが思ったよりもなくて、いろいろやってますしか言えないんです。

北川:
 そういうもんなんだよね、意外にね。じゃあ……「もどかしいです!」ってことで?

水曜:
 そうですね、もどかしいです!

北川:
 はは、ありがとうございました。

水曜:
 なんか、謎の終わり方ですね(笑)


 これは普段から言ってますが、私がSWDの仲間に招き入れたいと思う人の素質の上位にするのが「やりたがり」「面白がり」です。
 水曜ちゃんは部内屈指のやりたがりで、アタッカーです。
 「やりたいだけではだめ」とインタビューで本人言ってますが、最初の一歩を踏み出すことに彼女には躊躇がありません。どっちに踏み出すかだけ。最初からベクトルをもっている。
 あまりこういうラベリングは良くないのかもしれませんが、彼女と私の共通点は「地方出身者」であること。何もしないで居るわけにはいかない、何もしないで帰れないんです。覚悟が違うんじゃないかって思います。てのは勝手な思い込みですかね。
 でも心強いし、楽しみです。

ということで、また、来週。

※「KOGADOの冒険ワークショップ」では、レポーターでもある求道者(浪人改め)北川にやってもらいたいことを募集しています。
 もちろん「読んでるよ」とか「私はこう思ったよ」とかの感想なども大喜び。
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