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西川さんとした次の話、の続き(KOGADOの冒険ワークショップ vol.33)


北川:
 今ざっと読みました。面白いですね。

西川:
 学院のお話だけれども、学院以外の場所にいるような、なるべく立場が違う人をたくさん出して、学院を通してこの街がどういうところなのかを描けたらいいのかなと。その上で、作品を知らなくても、その学院では卒業演奏というものがあることとか、街のことが知れて、ゲームの内容に触れられるものなったらなと考えましたね。

北川:
 なるほど。今のところ学院の中で終始させるか、街にするか、二つのプランがあるのね。

西川:
 はい。

北川:
 今プランAで書かれているのは学院の中だけど、登場人物そのまま、学院内のスポットを使うのでもなんか良さそうな気もするけど。

西川:
 そうですかね。若干、やっぱり登場人物が変わるかなとは思ってますが。

北川:
 なるほど。

西川:
 街でしかできないこととか、学院でしかできないこともあると思うので。

北川:
 そうか、まあ確かに。となるとBの方だったらどんな人が出てくるのか、ちょっと気になるね、見てみたいね。

西川:
 多分町長とか、アンコールで少し描かれてるんですけど、学院の中に孤児院を作ろうとしてるじゃないですか。そういうところに触れようかなとか。学院寄りなのか、街寄りなのかの差はでるでしょうね。

北川:
 狭い範囲でギュッと濃い話になるのか、あるいは広い範囲でバラエティーをだすのか、このロケーションの違いでの差がでそうだね。

西川:
 はい。

北川:
 うーん、どっちもいいな。西川さん的にはやっぱりこう書いてみても、やっぱりAプランの方がいいなって思う?

西川:
 まあ……そうですね。よりゲームに近いので、作品を知らない人への誘導にもなるのかなと。街にするともうちょっと既存のファン寄りになると思います。学院の中の方はシンフォニックの中ですでに描いているので、既存のファンの方に向けてのものと振り切れば街でもいいのかなとも思いますけどもね。

北川:
 なるほど。既存のファン以外は読まない、か。

西川:
 可能性は高いですよね、出し方にもよりますけど。その場合は多分、街を舞台にした方がバラエティーに富んで、世界観の広がりを伝えられるかなと。学院にすると、シンフォニックはプレイしてはいないけど、先にこれを読んで興味を持った方がゲームの方にも来てくれるんじゃないかと。ただ数は少ないような気はしますけど。

北川:
 ふん。

西川:
 でもまだ全然どっちでも行けますね。さっき登場人物はこのままどっちでもいけるんじゃない?って言ってましたが、そのまま移植されるキャラもいると思います。
調律師の話とか、あと生徒も1人ぐらいは多分共有されるでしょうし。残念イケメンは多分、街になったらカットでしょうね、きっと。

北川:
 じゃあBがまだ制作中なので、Bならではの登場人物案を出すのをちょっと続けてもらって、この企画書を完成させちゃおうか。

西川:
 んーでも、問題の解決をどうしようかとか、あとまじないをどうしようかとか、まだ考えないといけないことが多いですね。できればホームページ上で何か再現できるものがいいとは思うんですよね。

北川:
 ホームページ上で?

西川:
 公開はきっとホームページですよね?

北川:
 小説で、っていうこと?

西川:
 あれ?違うんですか?

北川:
 ゲームの形態にしたいなと思ってたんだけど。

西川:
 あれ?売るんですか。

北川:
 ……うん、そうだね。

西川:
 なるほど、全然イメージしていませんでした笑

北川:
 Webノベルとして公開するイメージでしたか?

西川:
 はい、そんなにしっかりキャラ絵とか背景とか揃えられないじゃないですか。背景とかはいけるかもですけど。

北川:
 背景はAIで作ればいいんじゃないかな、とか。‥…あれ。ちょっと物騒なこと言っちゃった?w

西川:
 はは。

北川:
 どうですか?西川さん的に、書けそうな気がする?

西川:
 書けるとは思いますよ。でも地味なものにはなると思うんですよね。となるとファンディスクとして販売するようなものになるのかな??って感じますね。

北川:
 地味ねw

西川:
 「主人公」ではないわけですよね、出てくる人はみんな。きっと。

北川:
 そうだねうん。でもそれはもう何というか、宿命なんじゃないかって気がするけどな。こういうものを作ったら。でもなんかいけそうって感じがする。

西川:
 まあ、書けるとは思います、はい。

北川:
 そうですか。

西川:
 多分、1人に対して、20から40KBぐらいの分量なんじゃないかな。短編小説ですよね。

北川:
 ユメミでいうと一章分ぐらい?

西川:
 もっと全然少ないです。ユメミの一章は大体100キロ前後ありましたから。だからちょうどSSの『encore』とか『猫と妖精と、時々雨』とか、オムニで売った冊子の短編ぐらい、そういうのが四つか五つある感じですかね、イメージとして。

あとは■■■■とか、キャラクターが変わって性格が違ったら全然別なお話や結末になるわけじゃないすか、きっと。

北川:
 うん。

西川:
 そういう■■■とか■■■の立ち位置とか、似たような立ち位置にいると全然別なお話になったりとか、■■■■がもうちょっと■■■だっらとか、■■■■■■とか、そういう環境が変わったり視点が変わったりしたものはイメージできますよね。

北川:
 なるほど。わかりました。じゃ、もうちょっと書き進めてもらえますか。完成したらみんなで読んで、意見を出し合いましょうよ。

西川:
 はい。


 今回は、前回西川さんと話した続きです。
 企画が徐々にテキストにまとまってきていたので、経過を見せてもらいました、ってのをまたそのまま掲載しました。だいぶ見えてきました。さてこの企画に未来はあるのか、どうか?
 お楽しみに。

 今回もお読みいただき、ありがとうございました。
 それではまた!

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