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オフィス系派遣の立場を使いこなす+コロナ

日本の社会ではもともと村社会的要素があり、調和を重視する文化が根強いため、終身雇用や安定を重視し、個人プレーを嫌う傾向にあると思います。そのため起票などの雇用形態として正社員が一番良いと考えられているわけですが、近年の若者を見ると新卒で入った会社を数年で辞める人が増えているらしく、またフリーランスや企業を夢見る人も増えているようです。コロナの影響もあり、メンバーシップ型からジョブ型雇用へ社会は変わっていくのではないかとの話も出ています。そんな中でオフィス系派遣社員のうまみについて考えてみました。ちなみに私は派遣で通訳をやっております。

責任が軽い+低負荷が派遣の一番の強み

今私がいる会社の正社員の方と比較すると私の労働量や負荷は彼らの3分の1くらいでしょう。私は基本、定時で上がります。最近は在宅勤務のため、仕事開始を朝7時にして午後3時過ぎには仕事を終えています。コロナ前までは月の半分は出張でしたが、コロナの影響により出張が減りオンライン会議で自宅から通訳をするようになりました。6時半から仕事を開始して午後2:50にはPCを閉じたりすることもあります。翻訳や通訳の仕事がない場合は1日中仕事をしない場合もあります。最近1週間は何もしない日が多いです。正社員の方は在宅勤務になっても派遣労働者ほど仕事は減っていないようです。私の場合は通訳という専門職なので、仕事がない日は本当に仕事がゼロです。仕事のある日でも3時には終わりますので、その後何をしてるかというと、ジムに行ったり、嫁と散歩をしたり、将来のビジネスプランを考えています。

こういうと世間から袋叩きに合いそうですが、コロナのおかげで私の生活は今まで以上に自由時間が増え(在宅勤務になったので)、私個人の生活満足度は上がっています(残業が減ったので給料が少しだけ減った)。

派遣は正社員の方よりも時間を確保できストレスが少ない生活を送れることが最大の武器だと思います。では最大のデメリットは何かというと将来性が安定しないことです。派遣でいる限り、派遣先で働ける最長期間は3年です。

ではこの最大のデメリットを抑える方法は何かというと、スキルアップです。自分の労働市場価値を高めることです。

派遣は正社員よりも自由時間が多くストレスも少ないわけです。余った時間と体力でスキルアップや、独立のための準備等将来に備えることができます。私個人の話で言うと、コロナのおかげでさらに自由時間が増えたので、最近1か月は将来のビジネスプランを考えて動いています。嫁との時間も増えました。時間が増えた分、家事労働のストレスも減りました。

群れるのが嫌いで一匹狼的な性格の人は正社員より派遣社員のほうが向いています。

ずっと派遣でいても将来問題がない人でも、スキルアップはしておいたほうが良いです。単純作業はAIに取って代わられます。私がやっている通訳もその流れになると思います。

派遣社員の方は正社員の持っているメリット(安定性)がないわけですから、その分正社員が持っていない派遣のメリット(低負荷と時間)を存分に使いこなしてください。スキルアップに限らず趣味に明け暮れても良いと思います(ただある程度の時間はスキルアップに充ててください)。

今後の社会はメンバーシップ型からジョブ型の社会に変わっていくと思います。個人の能力が問われるわけです。その時に会社の中でしか通用しないスキルや立場よりも、社会全体(労働市場)の中で通用するスキルを身につけたほうが安全です。今後は5Gの回線が主流になったり、IoTだのAIだのが出てきて今まで以上に便利な世の中になります。その結果、群れる村社会的な生き方から個人プレー的な生き方が主流になると思います。

派遣雇用は正社員よりもフットワークが軽いのです。ぜひ自分に合った生き方を模索してください。






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