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才能と努力(2)

以前中学校の国語の先生とお話しする機会がありました。僕の子供は国語のテスト成績が悪く、特に小論文や論説文の読解に苦労していたのでどうすれば成績がのびるのか尋ねました。そこでの回答が僕に取っては驚きでした。

「才能やセンスがいるので難しいですね」という内容の返答が返ってきました。

次は僕のことですが、以前会社でトラブルが連続で起こりました。雑談をしているときに僕と同じ歳の人が多いことがわかり、たまたま僕たちが厄年だったことを知り、「トラブルは厄年の人が多いから起こった」ということを言っていました。

子供の行ってたスポーツ少年団でのことです。ある日、保護者だけでのお話の機会がありました。話はどうすれば勝てるようになるのかという方向へ向かっていきました。指導者の方は「他チームの子はセンスが良い」など暗に自分のチームの子供たちのセンスがないというようなことを言っていました。

言っちゃダメ

このようなことは言って欲しいことではありません。特に生徒、部下、選手の前では。このようなことを耳にしてしまうと、努力が無力であるかのように思ってしまいます。今まで信じてやってきたものが崩されたように思ってしまい、がんばってやってきて良かったという自己肯定感など持てるはずがありません。

結果主義

このような考えに至るのはやはり結果に重点を置いていることが原因だと思います。どの先生、上司、指導者の方もましてや自分も悪い結果が起こったときにその原因を自分の責任にはしたくないのです。

未来へ

結果を振り返るなとは言いませんし、そんなことはできません。特に苦い経験を記憶に留めておくことは人の本来の脳の機能で、その機能があったからこそ人類が生き延びてこられたと言われています。ただ悪い結果だけに囚われると心が持ち堪えられないでしょう。結果を受け止め、未来へ生かす燃料にしましょう。どうすれば良い結果を得られるかを考え実行するのです。

こうして未来に希望を持ち、明るい未来を描き行動しましょう。夜明けのない夜なんてないのですから。

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