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AS SOON AS –10/18〜10/24–


18日

 過去1でフラストレーションの溜まるクライアントの仕事が長引き、終電まで残業という繁忙期若手ムーヴをかます。昔はタクシーで帰宅とか平気でやっていたけれど、あんなもんはなんの勲章にもならない。強いて言うなら心のタフネスが鍛えられた気もするが、失ったものと比較すると、なんのプラスにもならない。


19日

 宣伝会議賞閉幕まで10日。まさに、モーメント。ふとSNSのコピー用アカウントを開くと、猛者どもの志の高さにクラクラして、そっと閉じた。俺は俺なりに頂点目指すぜ。


20日

 奇跡的に定時近くに上がれたので、快活クラブに駆け込み、川崎対福岡をリアタイ。これぞ等々力劇場。ここ最近の福岡戦を見ていると、やっぱり見えない相性ってあるのだなと思う。データには現れない選手たちの潜在意識が勝敗に少なくない影響を与えている。だからサッカーはおもしろい。


21日

 各方面で絶賛されている「ザ・クリエイター」を観た。ギャレス・エドワーズの印象がガラリと変わる良作だった。このSFっぽくない、というか、パキッとした映像の質感がめちゃ好み。インターステラーみたいな映画を撮ってほしい。


22日

 日中はずっと宣伝会議賞。自信のあるコピーが幾つかあるのだけれど、そんな自信、悉く粉々にされるのがこのコンペであることを知っているので、謙虚にやってくしかない。自分なりの“型”は見つけたが、全然的外れだったらどうしよう。夜はフットサルで肺が潰れた。コナー・ギャラガーはすごい。


23日

 局地的に歓迎されているAppleのドラマ「テッド・ラッソ」を見始めた。おバカなサッカーコーチを通して、モチベーション、コミュニケーション、パーソナリティの重要性、美しさを描く、ルーキーズ的な、ごくせん的な、そんな話だが、そこに“アメリカのアイデンティティ(抱える問題)”と“エトランジェとしてのアメリカ人”みたいな視点も加わっていて面白い。そしてとにかくコメディが冴えている。最近のコメディ不足を一気にチャージできるので嬉しい。ただフットボールファンとしては、引っかかる部分はめちゃんこ多い。



24日

 精神的に参ってしまう日々が続いている。モチベーションが“怒り”であるのはいいとして、これが“呪い”になってしまったらダメだ。というのは常に心に刻んでいるのだけれど、それでも脳内では呪いのような言葉ばかりが生成され、SNSに書き散らしそうになる。いかんともしがたい。

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