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2023/4月に聴いた新譜3選

はじめに

こんにちは。

4月は全部で69枚の新譜を聴きました。
(頭がおかしい)

出会いと別れの季節。
すなわち、ポップミュージックの季節です。

過ぎ行く日々を噛み締めて、
here we go!!


××××××××××××××××××××××××××××××



1.DMA'S /How Many Dreams?



5、6年前だったか。
オージー産の“ポストoasis”的な謳い文句で彼らが持て囃されていたのは、、。

私の中ではマンドゥ・ディアオやレイザーライトなんかと一緒に、すっかり「過去のバンドフォルダ」に格納していたのだけれど、、。

そんな自分を殴ってやりたい。

とりあえずメルボルンのある方角を向いて土下座。

いや、カッコええがな!

「ロックバンドたるものカッコつけてナンボでっしゃろ!」というふてぶてしさをバリバリに詰め込んだサウンドが最高。

しかも普通に全英3位記録しててビックリ。

どこが過去のバンドやねん。

恐れ入谷の鬼子母神ですわ。

ほぼビタースウィート・シンフォニーやんけ、、。



荒々しさと瑞々しさの共存に成功。

これを見習ってペップもハーランドとフリアン・アルバレスの共存を目指してくれ(なんの話)。

MVもクソかっけぇよ。

来日希望!切望!!




2.Fenne Lily/Big Picture


UK屈指の音楽処、ブリストルより。
(今はNYが拠点だそうですが)
フェン・リリーさんの新譜がたまりません。

まだ若いのに、これが3枚目のアルバム、恥ずかしながら初めて聴きました(たぶん)。

このハーモニー、窓際にふんわりと差し込む陽光のような柔らかいサウンド、メランコリーの神からのギフトとでも言うべき歌声、、。

騙されたと思ってこちらをどうぞ。

もはやノラ・ジョーンズさえチラつく。

冒頭の流れがめちゃくちゃ美しいアルバムなのだけれど、一番好きなのはこれかな、、。

今年のベストトラック候補。

歌詞の内容はわからないけれど、何かしらのサッドネスは伝わってくるよね。

「自分、結局こういう音楽が一番好きなんすよねぇ」

と大阪メトロで隣の席に座っている知らない会社員についつい語りかけたくなるような、そんなアルバムです。

LP欲しい系サウンド。



3.The Hold Steady/The Price of Progress



まさに質実剛健、ブルックリンの20年選手、ホールド・スタディ!

もうさ、スプーンとか、ナショナルとか、シンズとか、バンド・オブ・ホーセズとか、フィッシュとか、それくらいのカリスマとして崇められててもおかしくないよな、、(本国ではそんな感じかも知らんが)

このバンドの曲を聴くたびに、“アンサンブルしてるなぁ〜”と思う。

それぞれの楽器とヴォーカルの絡み方が絶妙。

バンドってこうでなくちゃな、と思ったりする。

歌にならない歌、メロディにならないメロディ、最高。

ボーカルに華がないバンドこそ至高なのだ。(シンプルに失礼)



こんなバンド組めたら最高っすよね。

ていう、それ。




おわりに


激渋名盤が多かった4月、
紹介したアルバム以外のオススメ10選はコチラ!
↓  ↓  ↓
Esther Rose/Safe to Run
Metallica/72 Seasons
Mike Viola/Paul McCarthy
Oracle Sisters/Hydranism
Hayden/Are We Good
A Certain Ratio/1982
Superviolet/Infinite Spring
Indigo De Souza/All of This Will End
Alberta Cross/Sinking Ships
Ric Wilson, Chromeo & A-Trak/CLUSTERFUNK

いや、渋くね??

すっかり名裏方感を醸し出しているヴァイオラパイセン、やっぱり良かった。



GWも終わり、来たる夏に向けた充電期間が始まる。

「初夏の予習が真夏を救う」とは俺が考えた言葉だけれど、とりあえずサマーソニックに照準合わせて、生きますか。

では、また来月。

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