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HSPの「共感能力」は実は「長期記憶」

発達障害の人って、よく「共感能力がない」って言われます。

よくよく観察すると、発達障害の人も結構、人が気付かないような些細な変化に気付いたり、周囲の人の気持ちを考えていたりするんですけど、それでも上手くいかない。

だから共感能力って「観察力」とかじゃないと思うんですよね。発達障害の人もそれは持ってるから。

じゃあ逆に、定型発達の人が、特にHSPの人が強く持っている「共感能力」って何なんだろう…ってことなんですけど…。

あ、実はそれって、「長期記憶」じゃない?

つまり「人間ってこういうもの」「男の人はこう」「女の人はこう」(であるはず)とかの、頭の中に蓄積したその人なりのデータ。

「叩かれ」れば「痛い」、「一人」は「寂しい」

そういう風に、概念に感情を結び付けて記憶しているから、何か風景や光景を見ただけで感情を感じる。

そういう「過去の記憶」に取り巻かれているから、人といると頭の中が結構忙しくて疲れるし、反対に、「過去の記憶」がない場面に出会うと判断する手掛かりがなくて、迷って疲れる。

だからHSPって「長期記憶優位」の人なんじゃないかなぁ。だとしたらマインドフルネスとかで長期記憶を弱めてあげたら、もっと生きやすくなるのかも?

発達障害の人と定型発達の人を比較しながら「共感能力」について考えると、そんな風に感じますね。

※この記事ではわかりやすく「発達障害」と書いてますけど、私は普段は「特異発達」という言葉を使っています。発達特性が人と違うだけで、必ず障害になるわけじゃないからね。

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