見出し画像

【音楽理論入門#2】そもそもドレミ2

こんにちは!ピアノ、ボイトレ講師でシンガーソングライターの左京めぐみです!
今回はドレミって何?からの、ドレミ使っていこうぜ。ってお話をします。

前回の「そもそもドレミ1」も合わせてご覧ください。

◆ドレミはCDE

前回の復習から始めましょう。

ドレミはラテン語(イタリア語)
そして、英語ではCDEです。
何故ラがAやねん!ABCにしろや!
気持ちはわかりますが調べたところによると
昔は「Key=C」(ハ長調)より「Key=Am」(イ短調)を基準にすることが多かったようですね。
ラシドレミファソ
ABCDEFG
です。
覚え方のコツとして
「オーケストラのチューニングはラ」
「NHKの時報もラ」
音楽のスタートも新しい時間もラから始まる
という、もうそういう概念なんですねHAHAHAくらいにしておいてください。
ていうかそれくらいは覚えろ

ドレミファソラシ
CDEFGAB

もうこれは覚えて☺️
覚えて…☺️
するとどうでしょうコードネームがスンっと入ります。やったね!!!

◆ドレミさんたちに番号を振る

→その調(key)の主人公がイチ!

セーラームーンにゴレンジャー、
プリキュアにおジャ魔女。
メインキャラが複数いるヒーローやヒロインも多いんですが、
やはりメインキャラの中でも「主人公」はいますね。
セーラームーンだと、主人公はセーラームーン。
そしてマーキュリー、マーズ、ジュピター、ヴィーナスの順に登場しましたが、
まさしくそんなかんじ。
ドレミにも「順番」をつけてあげます。

key=Cのとき、それは主人公が「C」になります。
セーラームーンって書いててセーラーマーズが主人公になると意味わかりませんね。
セーラームーンはセーラームーンが主人公。
key=CはCが主人公です!
なので一番はC、ド!

【知ってる人は読み飛ばして!のローマ数字の読み方】



理論ではちょっとおしゃんにローマ数字なんてものを使っております。
「なんでローマ数字なの?」
普通の数字を楽譜の上ではやたら使います、G7とか指番号とか…
数字だらけになるとなんのこっちゃ!になるので、
便宜上ローマ数字を使います。
これはクラシックもポップスやジャズも共通です。
ローマ数字覚えにくいかもしれませんが

I II III は 1 2 3

V は 5

5より1少ない IV 4
「V」の前に「I」が書いてありますねー。

Vに一本ずつ足していく VI 6 VII 7

ここまで覚えたらXとか出てこないんで。
7までなんで。はい。
これだけ覚えよう。覚えること多いね。
すまんね。でも頭使おうね。

→主人公Cのハ長調

話を戻しますね。
主人公がC、ド、ハ長調(もう3カ国語出てきた時点で日本の音楽教育だめだよなー)
番号を振っていきます!

C(ド) I
D(レ) II
E(ミ) III
F(ファ) IV
G(ソ) V
A(ラ) VI
B(シ) VII

はい。ド、Cが主人公の場合はこんなかんじ。

→主人公が変わると

セーラームーンの前身となる作品、セーラーVをご存知だろうか。
これはセーラーヴィーナスちゃんが主人公の作品なんですね。
セーラームーン、うさぎちゃんではなく、みなこちゃんが主人公です。
セーラームーンに限らず「スピンオフ」の作品なんかもありますよね。
というわけで、
CがI、FがIV、と固定されているわけではなく、
「主人公が変われば番号も変わる」んです。

てなわけで、たとえば
Key=Fになった場合。
主人公(I).はFになります。
セーラームーンはセーラームーンが「I」
セーラーVはセーラーV(みなこちゃん)が「I」

KeyがFの場合、♭も出てきますが今は「ほわー」っとみておいてください。
フラットうわぁぁあってなる人もいるのはわかるけどちょっと画面に鼻くそついてる程度で認識してください。

F(ファ) I
G(ソ) II
A(ラ) III
B♭(シ♭) IV
C(ド) V
D(レ) VI
E(ミ) VII

さっきKey=Cで主人公キメてたCさんは五番手に変わりました。
完全サブキャラになりましたね。

セーラームーンの例えからサザエさんに移しますが、
登場人物が多い、メインキャラの多い作品の時は
「カツオがいたずらをした回」であればカツオがI、
「波平さんが盆栽を育てている回」であれば波平さんがI、
そうすると携わる「サザエさん」「ワカメちゃん」の立ち位置も変わりますよね。
ストーリーのメインキャラが変わると同じキャラが出てきても立ち位置が変わります。
Key、調とはそういう話です。

◆なんで番号振らなあかんの

コードを覚えるのに「めっちゃわかっとくと楽」だから。
コード進行を覚えるのに「めっちゃわかっとくと楽」だから。

主人公がわかると、
誰がどう関わってくるのかも変わります。
サザエさんはカツオのねーちゃん、とわかっているのと、
カツオとサザエの関係性を知らない人とでは
サザエさんの作品を理解するのに時間がかかりますよね
(子供の頃にサザエさんがカツオとワカメのお母さんだと思ってた人も少なく無いはず!わたしはびっくりした!)

番号を振るのはその関係性を理解するためです。
ドレミファソラシの順番をわかってれば、
CDEFGABの順番さえわかってれば、
大丈夫!
CAGFBED!みたいにバラけることはないです。
常に順番は同じ。

それこそサザエさんとおなじで、
いくらちゃんがハタチになってカツオが3歳になって
それが同時に出てくることはないですね
(ドラえもんとかだとたまになんかありそうですけどねタイムマシンとかもしもBOXとか)
基本ドはド、カツオくんはカツオくんのままです。

ABC、になったりFGAになったりしますが、
根本順番は変わりませんのでご安心を。

◆次回のコエスキノートは!

じゃあ「調」ってなんだ?
というお話になっていきます!
よろしくお願いします😆


寒いけど楽しい音楽ライフをー!
さきょ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?