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あごの位置

こんばんは。こえさがすくじらです。
今回は、姿勢の第二弾「あごの位置」です。

それではまいりましょう。

1. 口を大きく開けて

「口を大きく開けて歌ってください」という指導をされたことは、皆さん一度くらいあるのではないでしょうか?正しく実行できている人は余り多くないでしょう。なんなら、指導している本人も間違っていることがあります。

「口を大きく開ける」という行為は様々なミスを誘います。その中でも一番多いのが、「口の前面(唇)の開き」を一番大きくしようとすることです。

見た目で一番大きく開けるのですから仕方ないとも思えますが、あごの前面を開く事に躍起になってしまうと、喉が詰まってしまいます。試してみると分かるでしょう。喉が詰まってしまえば、せっかく音を大きく使用をおもって口を大きく開いたのに台無しです。口を大きく開くというのは、口の中が一番大きく開く状態の事を指しています。なので、口の前面が一番大きくなるのとはイコールにならないのです。

2. あごの位置の目安

日本人は大抵少し出っ歯ですよね。噛み合わせた時僕も上の歯の方が少し前に来ます。

少し出っ歯の人基準で行くと、上の歯と下の歯が前後方向で揃うぐらいを目安にしてください。
声を出すときに喉が詰まってしまう人は、口を開いたときに顎が後方に行き過ぎている事が多いです。あごの位置を見直すだけでグッと歌いやすくなりますよ。また、過度に押しつぶしたような声になっている人にも効果が期待できます。

歯の噛み合わせが違う人は、ちょっと出っ歯の人にやってもらって、あごの位置を覚えてやってみましょう。

多くの方は、これを揃えるだけで、声に深い成分が乗ってくると思います。
響きが暗くなり過ぎてしまう方は、次回の記事で対処法をお話ししますので、参考にしてみて下さい。

3. まとめ

では、今回のまとめです。

1. 口を大きく開けるときは、口の前面(唇)の開きを最大にしない。
2. あごの位置の目安は、上前歯と下の前歯が揃うぐらい

です。
では、次回もお楽しみに♬


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