婚活16日目

『ううん。いいのよ。私も慶太にそんなことがあったの知らなかったし。隼人君きっと辛かっただろうね』

大好きな人に裏切られると言うのはどれほど辛い事なのだろうか!?

【俺はさー隼人の二の舞を起こさないようにさ、仕事を辞め会社を立ち上げ人々が婚活で嫌な思いをさせないようにR.Kと言うアプリを開発したんだよ】

きっと、慶太にとってはR.Kと言うアプリは隼人の無念そのままだったに違いない。

【とりあえず、婚活パーティーよりもまずは相談所行ってみるとこるからやってはどうかな?】

『そういうところ高いよ!』

【中には国や市でもやってるのあるけど、会員登録だけでもしてみれば?隣の県でちょっと遠いかもしれないけど、婚活パーティーよりかは効率良いと思うよ】

結婚相談所と言っても様々であり、入会金でお金を払ってからわずか3か月の活動で20万飛ぶところもあれば、慶太の言う市や国が関与しているような結婚相談所であれば、比較的リーズナブルな金額で会員登録できるとこもあったりする。

『こんなのもあるんだ!せっかくだから明日登録だけしてみるね!』

2人は屋上の景色を最後に乾杯の合図を終え、次の日を迎えた。

瑠璃は平日休みと言う事もあって隣の県の慶太が紹介してくれた無料の相談所と言うよりも市役所に訪れた。

入ってみると、掲示板がありそこには男性・女性それぞれのプロフィールや希望条件などが記載されており、無料だと言う事もあり平日にも関わらず、男女共にかなりの人であふれていた。

瑠璃は番号札を渡され自分の順番が来るまでプロフィール内容の記載を始めた。この前のR.Kのアプリで自分のプロフィールを細々と書いていた成果もありこの日はスムーズに自分の情報を記載する事ができ面談が始まった。

「瑠璃さんですね。あなたは理想の男性とかはありますか?」
『私は…ネコが好きな男性でよければ別に・・・』

「ネコ?自分の意志とかはありませんか?内面だったり外見だったりステータスだったりネコだけの条件だとなかなか検索が難しくて」

『そう言われましても・・・特にこだわりがなく・・・猫を大切にしてくれる人でよければ別に・・・』

「分かりました。ちょっと文字検索してみますね!」
従業員の女性は猫・ネコ・NEKOなどのキーワードを検索し、プロフィールに該当する男性を検索してくれると、3件ほどのヒットが現れた。



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