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炊飯器にさよならした、今の最適解。

あー・・はがれてるなぁ・・

と思いながら、見て見ぬふりすること数ヶ月。一度はがれだすと、どんどんはがれる炊飯器の内釜コーティング。

わたしは基本めんどくさがりなので、こういうのギリギリまで待ってしまう。

でもはがれたコーティングはどこへ行くのかと考えると、さすがにヤバいなと思って、

重い腰を上げ(*実際はスマホを開き)、まず探してみたのは内釜の単品売りだった。

内釜をさがす

炊飯器自体はまだ全然うごくわけだし、家電の買い替えなどという出費はできるだけ避けたい。
内釜を変えるだけで済めばいいのに!

と期待を込めて。

使ってた炊飯器は、いわゆるちゃんとしたメーカーので、内釜の単品売りもあるにはあったんだけど・・・

高っ・・

内釜なめてた。
美味しく炊ける秘訣が、内釜にこそたっぷり込められているってわけか。

これなら新品の炊飯器買う方がええわと、思わず思ってしまう家電あるある。
修理や交換するくらいなら、買い換えた方が安いってやつ。もったいない話なんだけども・・

炊飯器をさがす

実際、今度は炊飯器を検索したら、あるある。内釜単品より安いのいっぱい。

でも、クチコミを見るとやっぱり、お値段それなりのは炊き上がりもそれなりみたいで。

結局、使ってた炊飯器のメーカーの新品に行き着いたけど、膝落ちしそうなお値段だった。しかも、商品の売りが長時間保温性能だったりで、いや・・うちはそこあんま求めてないしなと思うと、余計に手がでない。

一旦、詰んだ。


うーん、、内釜はもはやベリベリの限界なのに。
明日からどうやって飯を炊こう・・

あることを思い出す

絶句しながらふと、ある人のnoteの一節が浮かんだ。

「まずはごはんを炊いてね」とだけ伝える。始まらなくて進まない、ということがあるので・・・。コドモは手を洗い、冷蔵庫から洗い米を取り出す。

かじまゆさんnoteより

少し前に(ちょうど毎日の学童弁当作りにヒーコラしてた春休み)、タイトルに惹かれて何気なく読んでいた記事だった。https://note.com/misosoup_mk/n/n8a7a257efbe3

この「洗い米」というのが気になって、記事に貼ってあったリンク先を見てみると、土井善晴さんが登場する動画だった。

わお。お米ってザルで洗っていいんや!

と、まず衝撃。
いや、この私の発言こそ衝撃な方もおられるかもだけど、なぜか私はずっと、お米ばザルで洗ってはいけないと思い込んでいた。

米は釜の中で洗い、濁った水を流す時もこう、左手の平をこぽっと丸くして、指の間から濁り水を流す感じ。

当然お米はすり抜けて落ちちゃうし、それがこわくて最後まで濁り水を出しきれないし、とにかく洗いにくかった。

土井先生はステンレス製のザルでガシガシ洗ってる。

そして、この洗い米は冷蔵庫で2日間くらい保存ができるし、食べたい時にすぐ火にかけていいらしい。

かじまゆさんの娘さんが使っていたのはこれか〜と思った。


鍋をさがす

そこから私は、炊飯器ではなく、お米を炊ける鍋を探し始めた。

そう、とにかくお米が炊けたらいいのだ。
保温はほとんどしないので、炊けたらすぐ食べるか、余る分はすぐタッパーに入れて冷凍したらいい。

炊飯器、いらんやん。となった。

まず思いついたのは土鍋。
冬場のお鍋料理用の土鍋はあるけど、どてっと大きいし、IH対応じゃないのでいちいちカセットコンロがいる。
圧力鍋も壊れちゃったしなぁ。

お手頃サイズでお手頃価格の土鍋や圧力鍋をネットで探しながらも、これ以上鍋が増えることの収納スペース問題が頭をもたげていた。

鍋、鍋、鍋・・・


あれ、そういえば・・・
この鍋って、お米炊けへんのかな。
結婚のお祝いでもらって以来、長年使い続けているビタクラフト。

出典 ビタクラフト公式サイト


味噌汁を作るのに重宝しすぎて、味噌汁専用鍋だと思い込んでたけど、もしかして・・

と思い、取説を引っ張り出してみると、

できるやーーーーーん!!!

普通にレシピに載ってる。
でもって、最初の工程「米は炊く30分前に洗ってザルにあげておく」というハードルが、洗い米を常備しておくことでなくなるってわけだ。

炊いてみる

早速試してみた。ズボラな私にしては珍しい素早さ。

土井善晴さんの力みが抜ける声を思い出しながら、2日分(5〜6合)のお米をステンレスザルでガシガシ。

洗い上がりのさっぱりしたお米ちゃん

水けを切ったら、すぐさま保存容器へ。
土井先生はビニール袋に入れてたけど、私はこれまた家で眠っていたiwakiのガラスタッパー。正味、なんでもいい気がする。

特に測ったりせず、だいたい2等分に。

そしてすぐ、冷蔵庫へ。これで2日間くらいは保存できるそう。
今日と明日の夜の分、って感じ。

お米を洗う手間が2日に1回で済むのも嬉しい。

万一洗い米を準備し忘れても、前に炊いたのを冷凍したのがあるので、慌てなくて済む。

夕飯の支度に取り掛かったら、まずお米をお鍋に移し、お米と同量の水を(これまただいたい)入れて炊き始める。

うちのビタクラフト鍋の場合、沸騰したら弱火で10分なので、IHコンロのタイマー機能を使う。

(一度、タイマーを掛け忘れて10分以上炊いてしまったけど、特に焦げることもなく美味しく炊き上がっててミラクルだった)

炊き上がり。粒が立ってて、めっちゃうまい。
白ごはんだけでいくらでも食べられそう。

かくして、出費ゼロで炊飯問題を解決できた。嬉しい。
毎日食べる白ごはんが美味しい。嬉しい。
モヤモヤしてる日々の中の、ちょっとしたしあわせ。

たまにはこういう記事も書いてみたくて、書いてみました。


あ、ちなみに。
ビタクラフトは愛用してるだけで、回し者ではありません(^^)





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