原告NHKから国民を守る党、被告選挙ウォッチャーちだいこと石渡智大第N回名誉毀損裁判初回口頭弁論
裁判長裁判官 阿部雅彦
裁判官 新井一太郎
裁判官 鳥居孟司
書記官 畑美代子
他に書記官研修生が同席していた。
出頭した当事者
原告代表者 立花孝志
被告訴訟代理人 石森雄一郎
傍聴人32人
なお、被告の選挙ウォッチャーちだいこと石渡智大は傍聴席で傍聴していた。
なお、原告は立花孝志ではなく、NHKから国民を守る党でした。訂正してお詫びします。
開廷までの経緯
被告選挙ウォッチャーちだいこと石渡智大が訴訟代理人と入廷。訴状には「石渡智大」ではなく、「選挙ウォッチャーちだいこと石渡智大」と書いてあった模様。
被告訴訟代理人石森雄一郎弁護士(以下「石森弁護士」)「被告は来ていますが傍聴席で見ているので。」
裁判所書記官畑美代子(以下「書記官」)「はい。」
13:12 原告NHKから国民を守る党代表立花孝志出頭
13:12 YouTuber「サーファーTAKASHIこと河野孝志入廷。被告に「(傍聴人)多いね。すげえじゃん」などと大きな話しかけていた。なお、このサーファーTAKASHIこと河野孝志は、東京地方裁判所前の歩道で歩道の端に寄らず通行人の邪魔をしながらYouTubeのライブ配信を行なっていた。このような人物がいるからYouTuberが厳しい目で見られるのだろう。
13:14 裁判官入廷
口頭弁論
阿部雅彦裁判長裁判官(以下「裁判長」)「お待たせしました。開廷します。
原告の訴状、被告の答弁書を陳述します。
証拠関係ですが、原告から甲第1号証から甲第2号証と、こちらはいずれも写しですね。
被告から乙第1号証から乙第22号証まで。
証拠のうち乙第10号証は原本ですか。」
石森弁護士「原本そのものと言ってよいものです。」
原告代表者立花孝志(以下「立花」)「第1準備書面を提出します。これはポスト1、2以外に乙第2号証の動画を追加として請求原因とするものです。オウム真理教のようだと誹謗中傷するもので、評価については争います。」
(書記官が裁判官、石森弁護士に書面を配る。裁判官3名と石森弁護士はかなりの時間第1準備書面を熟読していた。)
裁判長「この書面は本日いただいたこともありますので、陳述を留保します。
原告にお聞きします。訴状の請求原因となっているポスト1、ポスト2についてですが、こちらは事実の摘示であるとお考えでしょうか、それとも意見論評であるとお考えでしょうか。」
立花「意見論評でその内容が社会的評価を低下されるものと考えています。それに対して動画については、連続殺人など凶悪犯罪を繰り返すオウム真理教と同視しているので事実の摘示であると考えています。」
裁判長「被告にお聞きします。原告は、ポスト1、ポスト2に関することについて訴状や準備書面で主張しているわけですが、再反論のようなものは今後出てきそうでしょうか。」
石森弁護士「必要十分な反論を行なっていますのでありません。動画については、なるべく早めに反論していこうと思っています。」
裁判長「原告は被告の答弁書に対する再反論の予定はありますか、」
立花「訴状と第1準備書面で主張は尽くしています。動画に対する反論についての対応は主張を見てからです。」
裁判長「裁判所としては、次回の口頭弁論で終結ということも考えています。このために当事者双方の主張をしっかりと整理するために書面準備手続には伏したいと考えています。これは、書面を口頭弁論の前にしっかりと裁判所が確認して進める手続です。被告が遠方であるためそうした方がよいと思います。次回の被告は反論書面の作成のためにどれぐらいの期間が必要でしょうか。」
石森弁護士「3週間あれば。」
裁判長「それでは、提出期限を9月11日として、提出後に原告の書面の提出期限を定めます。」