大阪堂山町「殺人未遂」事件に関する懸念

大阪堂山町「殺人未遂」事件に関する懸念

肥モン


せと弘幸BLOG『日本よ何処へ』に掲載された事件の様子

 李信恵さんが株式会社鹿砦社に慰謝料や出版差止めなどを求めて民事訴訟を提起した事件の本人尋問などが行われた11月24日深夜から25日未明にかけて発生した不動産会社社長で元レイシストをしばき隊メンバーの伊藤大介さんと元対馬市長選挙候補者で日本第一党党員(当時)の双方が逮捕される結果となった大阪堂山町「殺人未遂」事件について、日本第一党顧問の瀬戸弘幸さんがブログで触れています。ただ、念のために申し上げておきますが、瀬戸弘幸さんは東村山市の元市議会議員転落死事件について、多くのデマを発信し、彼の仲間であった西村修平さん、槇泰智さん、黒田大輔さんなどが彼の言葉を信じた言動によって民事事件の被告となったにもかかわらず、瀬戸弘幸さん自身は自らの発言を何ら振り返ることもなく平気で活動を続けている人物であり、その発言の真偽については厳重な検証が必要である人物ですので注意が必要です。

 いずれ真相は明らかになりますが、このような虚偽のプロパガンダを放置しておくわけにはいかないので書いておきます。
1 荒巻さんは深夜伊藤大介に呼び出され、複数の人間(3名?)より一方的で執拗な暴力を受けた。
2 監視カメラに全て映っており、多数の目撃者がいた。監視カメラには荒巻さんが暴力を振るっている姿はない。大男の巨漢デブの格闘家が荒巻さんを壁際に抑えつけ、動けなくなった荒巻さんを確認してから、伊藤大介は執拗に殴りつけ気絶するまで暴行を加え続けた。
3 横たわる荒巻さんの顔を踏んずけて、これは周りを見ていた人が「死んでしまうからやめなさい」と叫んだほどだ。よって命が助かったのは運がよかっただけで、殺人未遂で今後起訴される可能性もあるのは伊藤大介容疑者である。
4 大阪府警と大阪地検は監視カメラの映像、周りで見ていた一般の人達から聞いているから、荒巻さんを釈放した。
5 また一番重要なのは伊藤大介容疑者や他の共犯者がその事実を認めていることだ。
以上

 ただ、瀬戸弘幸さんが示した事件の概要が事実であれば、反差別活動家たちにとって大きな逆風になることが懸念されることになります。

荒巻靖彦さんに対する傷害がヘイトクライムになるのではないかという懸念

 荒巻靖彦さんがかつて学校法人京都朝鮮第一初級学校前で器物損壊やヘイトスピーチをなすなどの事件を起こし、結果として実刑判決を受けて刑務所で罪を償うなど刑事と民事で責任を負うことになったことはご存知のことと思います。ただ、荒巻靖彦さんがレイシストであったとしても、その内心が言動に現れなければその責任を問うことはできないのも事実です。
 ただ、反差別活動家たちはその垣根を簡単に越えることが多いのも指摘しておかなければなりません。事件から6年を経過した北新地リンチ事件では、大学院生が金良平さんに対する疑惑を知人に相談したことが市民団体内部に広まり、金良平さんが在日コリアンのコミュニティの圧力を口にしながらリンチしたヘイトクライムであると言えます。
 そして、荒巻靖彦さんがレイシストであるから制裁を加えなければならないとして、その言動ではなく思想を理由として今回の事件が発生していたとするならば、これは立派なヘイトクライムであると思います。思想に対する批判は言論でなし、言動に対する批判はそれに加えて法的な制裁をもってなすという原則を改めて認識しておく必要があると思います。

C.R.A.C.とのりこえねっとの声明に対する懸念

 今回の大阪堂山町「殺人未遂」事件については、野間易通さんのC.R.A.C.と辛淑玉さんなどが共同代表を務めるのりこえねっとが声明を発信しています。

(ウェブサイトをPDF化したものを置いておきます。)

 ただ、事件が瀬戸弘幸さんがブログに記載したとおりであったとした場合、大きな問題が発生することになります。これらの声明が荒巻靖彦さんの名誉を毀損するとして民事訴訟が提起され、敗訴する可能性があるからです。特に、のりこえねっとに関してはさらに深刻な事態を招く可能性があります。
 民事訴訟法では法人でない社団の当事者能力について、代表者又は管理人の定めのある社団についてはその社団の名において民事訴訟の当事者となることが認められていますが、のりこえねっとには共同代表があるものの、共同代表に関する定めがあるとは言い切れませんから、荒巻靖彦さんが名誉毀損に基づく不法行為を理由として民事訴訟を提起しようとする場合、共同代表全員を被告とする可能性があります。共同代表となっている人物については、反差別運動に関して理解を示した者が共同代表として表記することを認めているといったものですから、のりこえねっとのコメントによって彼らが民事事件の被告となることが反差別運動に対する大きな逆風となる結果を招くことになりかねません。

伊藤大介さんと事件に関する私的見解

 なお、伊藤大介さんについては強面で暴力的であるとの見解を表明する方がいらっしゃいますが、フェイスブックなどで攻撃的な記事をしばしばアップしているものの、腕力などに自信がなく喧嘩などをしたことのない人物であるとの情報を私は得ています。瀬戸弘幸さんの記事が事実であるならば、北新地リンチ事件の加害者である金良平さんと同様に、戦闘的な思考をするものの腕力に自信がなくて喧嘩などしたことのない人物が、暴力という武器を手に入れたときにどれだけ残酷になるかという典型例になるように感じています。

肥モン
こんなに肥えてもいいんじゃない