他人から息子への「旅行に行けるといいね!」の言葉に考えさせられたこと
学校のスタッフ: 「夏休みはどこに旅行に行くんですか?」
私: 「今のところ旅行の計画は立てていないんです。」
学校のスタッフ: (私に)「そうですか。」
学校のスタッフ: (私の息子に)「XXくん、旅行に行けるといいね!」
夏休み前の最後の日、長男のインターナショナルスクールのスタッフの方との会話をきっかけに、周りと比較して自分の家族の夏休みの過ごし方を考えるようになった。
実際に周りは旅行を計画している家族が多く、焦りの気持ちが芽生えた。私自身も休みの期間はいつも旅行に行くのが当たり前のような生活をしてきた。でも、子どもたちとの生活が始まって考えが変わった。旅行に行くことだけが楽しい夏休みの過ごし方ではない。特に子どもが幼いうちは。
私の息子たちは年子で今1歳と2歳。エネルギッシュな2人と大人2人で、この炎天下に旅行に行く気にはなかなかならず、もう既に8月上旬だが旅行の予約はしていない。
近場なら体力的に旅行に行けるかもと思うものの、幼い子どもたちがいるため近場なら日帰りで一番落ち着ける家で過ごすのが良いのではないかと考えてしまう。
さらに、真夏の日本では、せっかく新しい場所に行っても室内で過ごす時間が長くなりがち。外で過ごす時間は移動時が最も長くなる可能性が高く、室内で遊ぶなら無理して遠くまで行かず近場でまだ行ったことのない場所を訪れるのでも良いのではないかと考えた。また、人混みの中で幼い子どもたちを連れて楽しめるかも懸念がある。
結果、疲れてイライラしてしまい、楽しめないのではないかと考え、今年の夏は旅行しないことにした。
東京には遊べる場所がたくさんある。私たちがまだ行ったことがない場所も沢山ある。いつもの行動範囲を広げて、近場で探検する夏休みも新鮮味があって楽しい。
大人の私は他人と比べて色々と考えてしまうが、特にまだ幼い子どもにとっては家族が一緒で笑顔で新しい経験ができれば、場所は関係ない気がする。
家庭によってシチュエーションも子どものタイプも様々。優先事項や時間の使い方、サポートシステムも異なる。比較するのがおかしいとは分かっているものの、我が子に影響することになるとついつい色々と考えてしまう。
もしまた今度「XXくん、旅行に行けるといいね!」と言われたら、「東京で色々な新しい場所を探検する予定です」と答えようと思う。
世界中から東京を訪れる観光客のように、明日も子どもたちと一緒に東京を探検しようと思う。
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