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国を上げての安全性の向上

 東京都立大学の教授である宮台真司さんが、大学構内で見知らぬ男に切り付けられて重傷を負った事件がニュースでも大々的に取り上げられた。未だに犯人は逃走中とのこと。大学は不特定多数の人が簡単に入れる場所であるので、大学の構内でどのように安全を確保していくかが議論されている。
 しかし、今回の事件ではたまたま大学構内で起きてしまったので、大学構内の警備を強化しても不審者への安全対策には繋がらないと思う。大学構内でなくても街中に人の目が届かないところがあれば、そこを狙われてしまうだろう。

 海外では街中に防犯カメラが設けられていて、しかもオンラインで監視されている状態だ。つまり状況によっては、未然に事件を食い止める可能性もある。しかし、日本ではそこまでの整備が進んでいない。それはこの話題になると個人のプライバシーであったり、監視社会という意識が付きまとうからだ。しかし、今や個人が高性能のカメラを携帯している時代なので、知らない人に急に写真を撮られたり動画を撮られたりする可能性は誰にでも存在する。しかも映像が証拠になって自身が守られることを考えると街中に防犯カメラがあることは必ずしもデメリットではないと思う。
 今回の事件を機に街中の防犯インフラが整備さらるような議論が活発になれば良いと思う。

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