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【路傍ノ戀】屋根と紅葉

ふたりで居ると妙に偶然が舞いおりてくる。

そのやうな人がおいでたら、戀愛された方がよい。紅葉のやうに移ろう交わりになるであろう。

本来、我が身は永遠などといった陳腐なものを求めて居ない。おもわず息をのむ一場を等しく欲しているだけなのだ。

互いに移ろい、それでも尚、たまたまがふたりを結んでいる。戀愛は常に偶然を屋根にして、過ごされたほうが自然なのかもしれない。

逆に云えば、偶然がなければ動かぬことである。

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130字

路傍ノ戀

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古くさい考えで戀愛をテーマに随筆を草してまいります。モテ方等の近代的なものではなく、人としてのあるべき戀愛を書いていきます。不定期ではござ…

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