『神の革命』福岡正信 │ 春秋社
福岡はFUKUOKAとした方が今なお話が通る。要は海外の方が一目を置いているのだ。近代の我が國にありがちな話で、隣人に世界が求めてやまない人物がいるのに、一瞥もせず、妄想の西欧を追い求める癖は未だに抜けていない。「君は日本人のくせにFUKUOKAを識らないのか」と云われて久しい。
さて本書は「無」三部作のひとつで宗教篇にあたる。まずは最初の頁を引用させていただこうか。
FUKUOKAと云えば自然農法(Natural Farming)だが、実際は宗教人や哲學家といった