連載Vol.22 最終回「こどもしょくどう」公開！

パル企画

2019年4月1日 12:04

みなさん、こんにちは。松永毅です。

3月23日、映画「こどもしょくどう」がついに公開となりました。

僕は公開初日の23日、都営新宿線神保町駅を降り、朝9時30分に岩波ホールに到着しました。そこで僕の目に飛び込んできたのは、岩波ホールのチケット売り場に並ぶ長蛇の列。

前日に比べて気温も下がり小雨が降りしきる中、「こどもしょくどう」を観る為、沢山の方々が並んでいたのです。
とても嬉しかった。
本当に本当に、皆さまありがとうございます。

岩波ホールでは舞台挨拶が２回行われ、そこで久々に、キャストやスタッフの方々との再会。

控室には、映画を応援してくれている方から、こんなかわいいオブジェのプレゼントが。

控室では自然と笑みが溢れていました。
そして、「記事見ていますよ！！！」って方々が多々！！
これ程嬉しい事は無かったですよ！

映画「こどもしょくどう」撮影現場では、制作スタッフとして参加し、俳優としても、あづま家の常連客つよし役（吉岡秀隆さん演じる作郎の後輩）で出演ました。

そして、映画の宣伝のため”こどもしょくどう広め隊長”に任命され、これまで計20カ所の子ども食堂を取材させて頂きました。
そこで、出会ったこども達やボランティアの方々、そして応援してくれた方々、本当にありがとうございます！

正直、この連載を始める前はやりきる自信なんて全くなかったです。
それにこんな大役、僕に務まるのか…って思っていました。
なぜなら、全く子ども食堂について知らなかったし、自分で取材をして記事も書かなければいかない（汗）
「そんなのやった事ないぞ！！」ってね。
”こどもしょくどう広め隊長”のお話を頂いた時はとても嬉しかったんですが、いざ取材を始めるとなると、なんだかとても怖かったのを覚えています。

しかし、実際に取材に行った先で、子ども食堂を運営する人たちやスタッフさん、子ども食堂に参加している子ども達、たくさんの人の温かさに触れ、取材を楽しむことができました。

映画「こどもしょくどう」の”こどもしょくどう広め隊長”として活動していく中で、今まで関わる事のなかった方たちと出会う事ができ、とても良い経験ができました。

取材は、僕なりのやり方で、子ども食堂というものを発信してきたつもりです。
日向寺監督は取材の中で、子ども食堂のことを“新しく緩やかな共同体”と、よく話されていました。
実際に足を運び、その言葉の意味が分かったような気がします。
子ども食堂は、時代によって変化しつつある新しいものであり、決して決められたカタチは無い。
そしてそこには、みなさんが笑顔で集まる居場所があるという共通点がありました。

その共通点を感じることができたからこそ、今回取材していく中で、純粋に「子どもたちの笑顔を見てみたい」、「子どもたちと遊んでみたい」、「子どもたちといっぱいお話したい」と、いつの間にか取材であることを忘れ、笑顔が集まる居場所へと遊びに行っている感覚になってしまいました。

今回で「こどもしょくどう」として取材レポートは最後になります。

映画「こどもしょくどう」は3月23日公開を迎え、これから全国で公開が広がっていきます。
今後、更新頻度は減ってしまいますが、松永毅はこの活動を続けていきたいと思っています。

遊びに来てもいいよっていう全国の子ども食堂さん！
ぜひお声かけ下さい！！
可能な限り、お伺いさせて頂きます！！
これからも、映画「こどもしょくどう」、この連載を読んで頂いている皆さんのお近くにある子ども食堂の応援、そしてたまに松永毅のことも思い出してくれると嬉しいです。
取材でお世話になった皆さん、本当にありがとうございました。

松永毅

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