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料理を通じてつながる感謝の心~ご先祖様のビシソワーズ~

夫が、「昔、ばあちゃんのうちで作ってもらったスープがおいしくてさ。あんまり覚えていないんだけど、白いやつだった。」とか言っていました。
情報が少なすぎる……。
そして、そのおばあさまはすでにお亡くなりになっています。
ふと、白いスープってジャガイモのスープ(ビシソワーズ)じゃない?って思って以前作ってみたものの何か違う。って放置されていました。

故人のビシソワーズ

そんなこんなで、放置されていたスープですが、家政婦のタサン志麻さんのビシソワーズのレシピを見つけて、「えっ!?ビシソワーズって長ネギを先に炒めるんだ!」って驚き、他のレシピも色々みつつ、昨日改めてビシソワーズをつくってみました。ちょっとドロッとしちゃったけど、家族みんなから「おいしい!」を頂きました。
(やはり、前回は牛乳で今回は普段買わない生クリームを使用したから)

普段、ポタージュはおいしくないと言っている息子も、「これはいける」と言っていて、我が家のレシピに登録しておくことになりそうです。
私の実家ではビシソワーズなんておしゃれなもの出たことなかったので、あまりなじみがなかったのですが、こうやって何かをきっかけに普段と違う料理に挑戦してみるのも面白いです。
そして、ビシソワーズを通して息子たちが会ったことのない、ひぃおばあちゃんの存在を感じてもらえました。料理が食欲を満たすだけでなく、ご先祖様との繋がりを感じる素晴らしい手段ともなるんですね。びっくりです。

夫が愛した味を再現したくても本人も忘れていて、実際この味?と聞いてみたら、「これかどうかはわかんない、けどおいしい。」といってくれたので、まぁ結果的によしとしましょう。
私も食べたことないので、幻のレシピだし、夫も子どもの頃の記憶の味なので再現不可能なのですが、今回おもしろそうなのでつくってみてよかったです。正確なレシピがなくてもこうやって喜んでくれたから、ご先祖様もうれしいかなっと。時空を超えたビシソワーズ、ありがとう。


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