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自分の頭で考えるには、恐怖に踊らされないこと。

私は子どもの頃、テレビのニュースが怖いって思ってた。
なぜ、人が死んだことばかり報道するのか?
産まれてハッピーなのは、動物園の動物だけなのか?

今は、あまりテレビを見ない。
その代わり、YouTubeを見ることが多くなった。
玉砕混合の情報の海の中から探すものは、きっと真実も含まれている。
みんなが命を張って伝えたかった事や、
すでに、消されてしまったものも含めて。

怖い、不安、恐怖の感情はできれば味わいたくないのに、
なぜか都市伝説とかオカルトにも興味を惹かれてしまった。
へぇ~、世の中そうなってるのかもねぇ。

人生初の、伊勢神宮に行くことになってそのルーツをたどる。
なぜか、天皇に繋がっていく。五十鈴川で身を清めるらしい。
平安時代の人たちが被ってた烏帽子ってね、感染防止の役目もあったんだって。礼をした時に、頭の飾りがぶつからない程度に距離をとる目安だったらしいよ。しかも、口元に扇子をもってくのは、咳を防ぐため。
あの時代の服装って、理にかなってたんだよ。
コロナがあって、それにからめてこんな面白い小ネタとともに。

私、あまり知らなかったなぁ。
子どもにも説明できないしな。もっと調べてみようかなぁ。
日本のルーツを。
レムリア大陸と、ムー大陸が出てきた。
あぁ、シャーマンキングのマンガみたいだねぇ。
メルカリで全巻買って、子どもと一緒に楽しく読んだ。
息子は、かっこいい武器に憧れて、段ボールでつくり上げた。
まさかの、マンガが図工の教科書になるとは思わなかった(笑)

人一倍怖がりな息子は、
夜にトイレに行くときに必ずこの武器を持っていく。
安心できる相棒らしい。
いや、すぐそこのトイレまでに幽霊とかでないから……。
トイレから帰ってきた弟にぶつかって、恐怖で跳びあがる。
傍から見ている母には、おもしろい光景だった。

そう、びっくりしている人を安全地帯から眺める分にはおもしろいのだ。
(ここに、嫌悪感を持つ人もいる。)

なるほど。
そうか。
そういうことか。
暇な人たちの娯楽になっているのか、ホラーも。
日々のニュースも。
ちょっと、わかってきたぞ。
歴史は、繰り返されている。

私は子どもの頃、テレビのニュースが怖いって思ってた。
でも、今はそういうこともあるのね、って慣らされてしまった。
だから、そこまで怖くない。
でも、自分の子どもには見せたくない。子どもたちの心は繊細だから。
できれば、楽しい世界にいてもらいたい。
保育士は、楽しい世界をつくって遊ばせて、成長を促すお仕事だ。
今なら、これですらも一端を担っていて恥ずかしいと思える。

ただ、目を背けてばかりじゃダメみたいだ。
さて、親としてどう伝えていこうかな。
やっぱ、マンガかな~。ワンピースが一番いいかもな。
いや、自分でお話つくろうかなぁ。
んー、すでに出ているものでいいやつないかなぁ。
「悪ガキ7」 著:宗田理
これが、気に入っていたからこの人のシリーズもので
いいのあるかもなぁ。
息子に、あらすじを読んであげた。

そしたら、
「いや、無人島で人身売買っていう設定が怖すぎるから!」とか
「オンラインゲームとかって現実に似ているのはなんか嫌だ」とか
そう、おっしゃった。

なるほどー。
私は、現実を伝えようとしていたけど
怖すぎる現実を、そのまま受け取る余裕は今はないので遠慮します、か。
だよね~(笑)
私も、中学生の時「リング」を夜中に一人で見た時ヤバかったわ。
シバトラって漫画もあるけど、あれも封印だなぁ。

こどもたちは、みらいをつくる。
だったら、怖い現実を見ない方がいいのかもしれない。
分かった上で、黙るのも優しさか。
大丈夫、ちゃんとわかる時はくるって信じて。

考古学者のように、過去から真実を見つけ出すのは知りたいから。
でも、多くの人はそこまで知りたくない。
知ってしまったら、もう戻れない。
それを無意識に知っているから。
変わるのって怖いもんね。
チーズはどこに消えたんだろうね。

そっか。だから、エンタメが求められているんだ。
楽しく、空想の世界だけで遊べるコンテンツが。
これは、幻だよってわざわざ言ってくれるものが。
元気をもらえるようなそういうものが。
夢を見せてくれるそういうものが。
現実逃避のツールが。
牛乳から作られたチーズが。

でも、落とし穴があるところぐらい教えてもいいかもね。
せっかく、先人たちの知恵がたくさんあるのだから。

夫が言う。
「そろそろマイナカードつくらないと。
秋には保険証使えなくなるらしいよ。」
うちにも、転換期が来たようだ。
強行突破してくる圧力と戦わない方法で、
使いこなすという戦法で、この世を楽しく波のりしよう。

ねずみはねこに追われている。ねこの上には飼い主がいる。飼い主にはチーズ工場長の友がいる。


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