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保育士のつぶやき。

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保育現場で働いたことのある人には響くこと。子育てを保育士から見る視点で。
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#子ども

子どもとの遊びに疲れた大人へ。楽しく遊ぶためのヒントは「環境構成」

「みてみて~!」 「次は~これやって!」 「じゃあ、ママは、お姉ちゃん役ね!」 こんな感じで永遠に続く子どもたちの遊び。 最初は、かわいかったけれど……だんだん これに付き合うのが疲れてくると思います。 というか、 大人たちにとっては「退屈」なのではないでしょうか? 遊びたい!の動機多様性が叫ばれている現代です。 男女。こんな分け方をすると、 短絡的って言われそうですが、 あえて言います。 私が保育士として 関わってきた子どもたちの 遊び方を見ていると、 男の子が

本日、名古屋は卒業式。退屈な「式典」の当たり前を疑ってみる。

この記事を読む人は大人でしょうか。 だとしたら、今まで何度も卒業式があったのでは? 私も、小・中・高・大と卒業式に参加してきました。 自分のでは泣けたことは1度もありません。 役目を全うすることしか頭になかったです。 (ここで、礼をして、あそこであれを受け取って~と) 子どもの頃の私にとって、退屈でしかなかったあの行事。 卒業式。 親となった今は 子どもの成長の節目を祝える喜びが そこにあるのかなっと思います。 私が子どもだった頃は、 極力親には式に来てほしくありませ

楽しくなければ保育じゃない!

発達心理学の授業で  保育短大に通っていたころ、今は亡き神田英雄先生のあの独特な授業が好きだった。風貌はちょっと髪が薄くて、ぽっちゃりした、優しい眼鏡のおじさん。授業中ちょこちょこ動いていてかわいい感じ。  何が好きだったかというと、授業が分かりやすくて情熱があった所。 そして笑いをちょこちょこ挟んでくれる。それを考えた自分の苦労まで暴露してくれていたのがまた面白かった。  「俺だってな、お前たちに教えるためにがんばってるんだぞ!1つの事を教えるためには、裏に10個の知識が

子育てと仕事の両立について思うこと

 最初に言っておくと、私は保育士だった。早番遅番という時差勤務のある仕事。その上で、私は子育てと仕事のバランスを何とかとりながら、充実した日々を送ってきた。ちなみに、夫は製造業で自宅から1時間半ぐらいかかる職場に通っている正社員のため、日常の子育てに関してはあまり関与できない。(あ、でも10年前に職場で初めての育休を取ってくれた優しい人)  じゃあ、私が仕事を続けるために誰を頼るのか? 私の実家は遠いため頼れないが、お姑さんが近くに住んでいたので全面的にここに頼ることができた